2013年8月
小型魚用魚カウンターを用いた魚道での小型魚計数実験 : 小型魚の自動計数
農業農村工学会論文集
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- 巻
- 81
- 号
- 4
- 開始ページ
- 301
- 終了ページ
- 308
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- DOI
- 10.11408/jsidre.81.301
- 出版者・発行元
- 農業農村工学会
改良型の電極「電極ユニット」を装備した小型魚用魚カウンターを使用して,利根大堰の3号魚道を遡上する小型魚の計数実験を行った.魚カウンターの精度検証のため,魚カウンターで計数した遡上数を,電極ユニットをビデオカメラで撮影した画像から計数した遡上数で除して1分間毎のカウント率を算出した.電極ユニットを通過する魚数が50尾/min未満の場合,魚カウンターによる計数精度を表すカウント率は90%程度と高かったが,50尾/min以上の場合,電極ユニットに複数の魚が同時に侵入する同時遡上が発生し,カウント率は60%と低下した.同時遡上が発生した場合でも精度よく計数できるように,同時遡上発生時のカウント率を補正する補正式を考案した.今回の調査結果に補正式を適用すると,同時遡上が発生した場合でも,数十分間毎の遡上数は約100%のカウント率で計数可能であることを示した.
- リンク情報
- ID情報
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- DOI : 10.11408/jsidre.81.301
- ISSN : 1882-2789
- CiNii Articles ID : 40019795359
- CiNii Books ID : AA12240517
- identifiers.cinii_nr_id : 9000259841190