2019年4月 - 2022年3月
侵襲時再生治療に関する新たな発展:新規炎症増幅メカニズムの制御
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(B) 基盤研究(B)
本研究では、重度侵襲時における新規炎症増幅メカニズムとしてArid-5aシグナル関連分子に注目し、骨髄由来単核球細胞移植の効果などを評価した。本研究の解析から、1)パブリックデータベース から抽出した、敗血症患者における単球のArid-5a関連分子のRNA発現が、IL-6など炎症性サイトカインと並行して増強すること,2)敗血症患者において全血RNAシークエンス解析を行い、Arid-5a, Regnase-1, STAT3およびIL-6のRNA発現がいずれも増加すること、3)骨髄単核球細胞移植は、多臓器障害モデルにおいIL-6産生を抑え、血管内皮保護作用を発揮することを明らかにした。
- ID情報
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- 課題番号 : 19H03760
- 体系的課題番号 : JP19H03760