基本情報

所属
山口大学
(兼任)大学院 医学系研究科 准教授
(兼任)大学院 医学系研究科 准教授
学位
博士(理学)(東京工業大学)
修士(工学)(東京工業大学)

研究者番号
00301309
J-GLOBAL ID
200901068829579792
researchmap会員ID
1000245763

外部リンク

論文

  135

書籍等出版物

  42

講演・口頭発表等

  266

Works(作品等)

  32

その他

  3
  • 一般にセラミックスは重原子(陽イオン)と軽原子(陰イオン)の複合系である。研究対象としているこれらの材料では軽原子(酸素イオン)の位置や秩序状態が物性を決める1つの重要な鍵になると考えられる。しかしセラミックス材料の分野において通常用いられているX線回折あるいは電子顕微鏡では陰イオンの散乱能が小さいため陰イオンの情報を得にくい場合も多い。そこで通常のX線回折法に加え、酸素の散乱能が高いラマン散乱法を相補的に用いることにより研究を行っている。最近では東工大との共同研究により、紫外レーザーを用いることにより、1000℃あるいは1500℃以上の超高温域までin situに測定できる高温ラマン装置を新たに開発し、セラミックス材料では大変重要な高温物理の分野も開拓しようとしている。<br> 更に本研究ではアモルファス(非晶質)的なセラミックスの構造を観察するための分析手段として高分解能固体NMR法も相補的に用いている。<br> 上記の目標を達成するために、精密解析に十分耐えうる均一なセラミックスを、ゾルゲル法の発展的応用である錯体重合法や融体超急冷法などを用いて合成している。また、上記の分光学的な方法では実際の原子の位置などを決定することは不可能なため、粉末X線回折、中性子回折データによるリートベルト解析、最大エントロピー法も併用している。これらを通じて、医療、環境、エネルギー、建築、情報分野へ応用可能な高度な機能性を有するセラミックス材料の開発を目指す。
  • 一般にセラミックスは重原子(陽イオン)と軽原子(陰イオン)の複合系である。研究対象としているこれらの材料では軽原子(酸素イオン)の位置や秩序状態が物性を決める1つの重要な鍵になると考えられる。しかしセラミックス材料の分野において通常用いられているX線回折あるいは電子顕微鏡では陰イオンの散乱能が小さいため陰イオンの情報を得にくい場合も多い。そこで通常のX線回折法に加え、酸素の散乱能が高いラマン散乱法を相補的に用いることにより研究を行っている。最近では東工大との共同研究により、紫外レーザーを用いることにより、1000℃あるいは1500℃以上の超高温域までin situに測定できる高温ラマン装置を新たに開発し、セラミックス材料では大変重要な高温物理の分野も開拓しようとしている。<br> 更に本研究ではアモルファス(非晶質)的なセラミックスの構造を観察するための分析手段として高分解能固体NMR法も相補的に用いている。<br> 上記の目標を達成するために、精密解析に十分耐えうる均一なセラミックスを、ゾルゲル法の発展的応用である錯体重合法や融体超急冷法などを用いて合成している。また、上記の分光学的な方法では実際の原子の位置などを決定することは不可能なため、粉末X線回折データによるリートベルト解析も併用している。これらを通じて、生体材料、電子材料などの高度な機能性を有するセラミックス材料の開発を目指す。
  • 一般にセラミックスは重原子(陽イオン)と軽原子(陰イオン)の複合系である。研究対象としているこれらの材料では軽原子(酸素イオン)の位置や秩序状態が物性を決める1つの重要な鍵になると考えられる。しかしセラミックス材料の分野において通常用いられているX線回折あるいは電子顕微鏡では陰イオンの散乱能が小さいため陰イオンの情報を得にくい場合も多い。そこで通常のX線回折法に加え、酸素の散乱能が高いラマン散乱法を相補的に用いることにより研究を行っている。最近では東工大との共同研究により、紫外レーザーを用いることにより、1000℃あるいは1500℃以上の超高温域までin situに測定できる高温ラマン装置を新たに開発し、セラミックス材料では大変重要な高温物理の分野も開拓しようとしている。<br> 更に本研究ではアモルファス(非晶質)的なセラミックスの構造を観察するための分析手段として高分解能固体NMR法も相補的に用いている。<br> 上記の目標を達成するために、精密解析に十分耐えうる均一なセラミックスを、ゾルゲル法の発展的応用である錯体重合法などを用いて合成している。また、上記の分光学的な方法では実際の原子の位置などを決定することは不可能なため、粉末X線回折データによるリートベルト解析も併用している。