2020年4月 - 2023年3月
顎変形症患者における骨格筋DTIを用いた咀嚼筋疲労の分子イメージング
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C) 基盤研究(C)
これまで、大腿四頭筋など大きな断面積を有する骨格筋においては、患者にとって侵襲のない検査法である骨格筋拡散テンソル画像(DTI)を用いて、水分子の動きによる筋の微細構造評価が行われてきた。
顎変形症患者対象の拡散テンソル分析を咀嚼筋疲労の評価に適用した研究は非常に少ない。健常者を対象とした報告(Shiraishi T et al. Acta radiologica 2012)はあるが,咀嚼筋疲労からの回復期を検討したものではない。本研究では顎変形症患者の咬筋を被験筋と考えており,骨格筋DTIの高い空間分解能による実験的持続咬みしめ前後の両咀嚼筋の見かけの拡散係数(ADC)は一過性上昇を示すかを検証する。
公募一般健常被験者20名、下顎前突を伴う顎変形症患者20名を対象として、ウレタンブロックを臼歯部に設置した状態で、30% Maximum Voluntary Contraction (MVC) の実験的咬みしめを介入とする。
安定した高信号の取得が困難な場合もあり、予備実験としてチンネックバンドなどによる下顎骨の固定を併用し,加算回数を増加(加算回数2回から17 回)して描出能の向上を図っている。
顎変形症患者対象の拡散テンソル分析を咀嚼筋疲労の評価に適用した研究は非常に少ない。健常者を対象とした報告(Shiraishi T et al. Acta radiologica 2012)はあるが,咀嚼筋疲労からの回復期を検討したものではない。本研究では顎変形症患者の咬筋を被験筋と考えており,骨格筋DTIの高い空間分解能による実験的持続咬みしめ前後の両咀嚼筋の見かけの拡散係数(ADC)は一過性上昇を示すかを検証する。
公募一般健常被験者20名、下顎前突を伴う顎変形症患者20名を対象として、ウレタンブロックを臼歯部に設置した状態で、30% Maximum Voluntary Contraction (MVC) の実験的咬みしめを介入とする。
安定した高信号の取得が困難な場合もあり、予備実験としてチンネックバンドなどによる下顎骨の固定を併用し,加算回数を増加(加算回数2回から17 回)して描出能の向上を図っている。
- ID情報
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- 課題番号 : 20K10208
- 体系的課題番号 : JP20K10208