MISC

2010年4月1日

エチレン非依存性花きの老化を制御する新規遺伝子の探索

農業および園芸
  • 渋谷健市

85
4
開始ページ
457
終了ページ
460
記述言語
日本語
掲載種別
出版者・発行元
養賢堂

花きにおいて日持ち性は最も重要な品質構成要素の一つである。カーネーションをはじめとする、花弁の老化にエチレンの関与が大きい花き(エチレン依存性花き)では、エチレンの作用を薬剤または遺伝子組換えにより阻害することで、花持ちを延長することができる。一方、花弁の老化にエチレンの関与がない、または少ない花き(エチレン非依存性花き)には、ユリやチューリップ、ガーベラ等多くの重要な花きが含まれるが、これらの花きでは、エチレン依存性花きにおけるエチレン阻害剤のような花持ち延長に効果のある薬剤はなく、また、老化の鍵となる遺伝子も特定されていない。一般に、花の老化はプログラム細胞死(PCD)によって制御されていると考えられている。我々は、エチレン非依存性花きにも適応できる品質保持技術の開発を目指し、PCDによる花弁老化制御機構の解明を進めている。

リンク情報
J-GLOBAL
https://jglobal.jst.go.jp/detail?JGLOBAL_ID=201002204153308362
CiNii Articles
http://ci.nii.ac.jp/naid/40017065482
CiNii Books
http://ci.nii.ac.jp/ncid/AN0038751X
ID情報
  • ISSN : 0369-5247
  • J-Global ID : 201002204153308362
  • CiNii Articles ID : 40017065482
  • CiNii Books ID : AN0038751X

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