2003年 - 2004年
タンパク質セラピー法による細胞内小器官のカルシウムイオン動態イメージング
文部科学省 科学研究費補助金(基盤研究(B)) 基盤研究(B)
- 課題番号
- 15390064
- 体系的課題番号
- JP15390064
- 担当区分
- 連携研究者
- 配分額
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- (総額)
- 15,400,000円
- (直接経費)
- 15,400,000円
- (間接経費)
- 0円
- 資金種別
- 競争的資金
Ca2+イオンによって制御を受ける脱リン酸化酵素カルシニューリンによる神経細胞死の制御メカニズムを解明し、さらにこれを利用した新しい脳保護薬を創出した。得られた成果は以下のとおりである。1)これまで独立した経路と考えられてきたカルシニューリン系とカルパイン(Ca^<2+>イオンにより活性制御を受けるプロテアーゼ)系の間にクロストークがあることを初めて明らかにした。2)このクロストークは脳虚血後の神経細胞死のモデルである興奮性神経細胞死において重要な働きをする事を明らかにした。3)カルシニューリンの触媒サブユニットAはカルパインによって三カ所で切断され57Kda、48Kda、45Kdaの三種類のC末端欠失産物を生じる。57KdaはCa2+/カルモデュリンによる活性被制御能を保持しているが、48Kda、45Kdaの産物は自己抑制ドメインを欠失するため構成的活性型となる。4)海馬ならびに皮質の初代培養細胞をグルタミン酸あるいはカイニン酸で短時間刺激(15分)するとカルシニューリンAの分解産物が産生され刺激後3時間程度で最大となり24時間以上持続して存在する。5)マウスにカイニン酸を投与し、5日程度後に遅発性に出現してくる海馬興奮性神経細胞死モデルでも構成的活性型のカルシニューリンが産生された。6)構成的活性型のカルシニューリンAを海馬の培養神経細胞に発現させるとカイニン酸やグルタミ...
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- ID情報
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- 課題番号 : 15390064
- 体系的課題番号 : JP15390064