2009年
歯科PBL教育の効果に対するチューターの経験度の影響
岡山歯学会雑誌
- 巻
- 28
- 号
- 1
- 開始ページ
- 11
- 終了ページ
- 17
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 出版者・発行元
- 岡山歯学会
歯学部における少人数problem-based learning(PBL)教育において、経験テュータと新人テュータがそれぞれ担当した学生群間で、教育効果に差があるか検討した。グループ発表評価に関しては、「3.患者の問題点を整理し、定形化ができていたか?」、「4.科学的根拠の検索、吟味ができていたか?」、「5、科学的根拠を患者にあてはめる試みができていたか?」、および概略評価の4項目において、経験者の班の方が、新人の班よりも点数が高かった。レポート評価に関しても、グループ発表評価と同様な項目に関して、経験者の班と新人の班の間で有意差を認めた。各学生のEvidence-based Medicine(EBM)の基礎知識に関する自己評価では、経験者の班と新人の班に差は観察しなかった。テュートリアル演習直後と3ヵ月後では、演習前と比較して有意な上昇を観察した。
- ID情報
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- ISSN : 0913-3941
- 医中誌Web ID : 2009329066