2009年
前歯部審美障害に対し咬合挙上と歯冠長延長術を用いて審美回復を行った症例
日本補綴歯科学会誌
- 巻
- 1
- 号
- 2
- 開始ページ
- 251
- 終了ページ
- 254
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- DOI
- 10.2186/ajps.1.251
- 出版者・発行元
- 公益社団法人 日本補綴歯科学会
症例の概要:患者は55歳の女性.上顎左側中切歯ジャケット冠脱離による審美障害を主訴に来院した.審美回復ならびに臼歯部欠損拡大防止を目的に,咬合挙上の後,上顎前歯部は歯冠長延長術を用いて審美回復を行い,臼歯欠損部はインプラント治療を適応し咬合支持の回復を行った.<br>考察:本症例に対して,適切なタイミングで歯科医療介入を行ったことで,審美回復,残存歯の新たな欠損を防止できた.<br>結論:咬合挙上ならびに歯冠長延長術を行い,審美的な回復ができた.また,インプラント治療により当初から敬遠していた義歯を回避し,臼歯部咬合支持を回復することができた.
- リンク情報
- ID情報
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- DOI : 10.2186/ajps.1.251
- ISSN : 1883-4426
- CiNii Articles ID : 10029764676
- CiNii Books ID : AA12374568