2017年4月 - 2020年3月
アウタースペース/インナースペース/インタースペース・アートの美学
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(B) 基盤研究(B)
理論研究/事例研究に分けて説明する。
理論研究:①生命・自然班/②映像班/③知覚・脳科学班のうち、①生命・自然班については、8月開催の研究報告会においてバイオ/メディア/アートの結びつきをめぐり、戦後の言説的系譜を取りまとめ、以後、メディア論を軸にしながら、引き続き最新の言説の整理へ向かう方向と、逆に生物学の起点(19世紀初頭)へ向かう方向の可能性が議論された。②映像班では、同じく8月の報告会で、宇宙映画を素材にしながら無重力を重力下で表象化する方法について議論を行なった。③知覚・脳科学班では、8月の報告会では宇宙服のもたらす知覚の問題について議論をし、3月の報告会では、宇宙空間で視点を喪失する状態から逆に地上での幽体離脱的な反重力的視点を捉え直す議論を行ない、さらに2009年に開催の『宇宙と美術と人体と』展の作家へのインタビューをもとにした報告を素材に議論を進めた。また、本科研メンバーの真下/森によるドローンを使った作品制作の経過報告についても脳科学の観点から意見を交換した。
なお、生命自然班では、定期的に(年4回)バイオアートとメディア論に関する言説整理と文献消化の作業も行い、その一部を翻訳出版するプランも立ち上がっている。
事例研究では、8月に早稲田の先端生命医科学センターおよびBioClub、筑波宇宙センターでの調査を行い、それぞれの分担者がオーストラリアのバイオアーティスト、オロン・カッツのラボ視察、アルスエレクトロニカの巡回展、佐賀宇宙科学館などの視察を行い、上記の研究会で意見交換を行った。西オーストラリアのSimbioticAでの学会には岩城・増田がそれぞれバイオアート、スペースアートについて報告を行い、各国の研究者と意見交換を行った。
理論研究:①生命・自然班/②映像班/③知覚・脳科学班のうち、①生命・自然班については、8月開催の研究報告会においてバイオ/メディア/アートの結びつきをめぐり、戦後の言説的系譜を取りまとめ、以後、メディア論を軸にしながら、引き続き最新の言説の整理へ向かう方向と、逆に生物学の起点(19世紀初頭)へ向かう方向の可能性が議論された。②映像班では、同じく8月の報告会で、宇宙映画を素材にしながら無重力を重力下で表象化する方法について議論を行なった。③知覚・脳科学班では、8月の報告会では宇宙服のもたらす知覚の問題について議論をし、3月の報告会では、宇宙空間で視点を喪失する状態から逆に地上での幽体離脱的な反重力的視点を捉え直す議論を行ない、さらに2009年に開催の『宇宙と美術と人体と』展の作家へのインタビューをもとにした報告を素材に議論を進めた。また、本科研メンバーの真下/森によるドローンを使った作品制作の経過報告についても脳科学の観点から意見を交換した。
なお、生命自然班では、定期的に(年4回)バイオアートとメディア論に関する言説整理と文献消化の作業も行い、その一部を翻訳出版するプランも立ち上がっている。
事例研究では、8月に早稲田の先端生命医科学センターおよびBioClub、筑波宇宙センターでの調査を行い、それぞれの分担者がオーストラリアのバイオアーティスト、オロン・カッツのラボ視察、アルスエレクトロニカの巡回展、佐賀宇宙科学館などの視察を行い、上記の研究会で意見交換を行った。西オーストラリアのSimbioticAでの学会には岩城・増田がそれぞれバイオアート、スペースアートについて報告を行い、各国の研究者と意見交換を行った。
- ID情報
-
- 課題番号 : 17H02286