2014年4月 - 2017年3月
種々の脂肪酸摂取および直接投与が心血管機能に及ぼす効果の検討
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C)
<1>パルミトオレイン酸(POA)の2週間の経口投与は、糖尿病モデルマウス(KKA-y)のインスリン抵抗性を改善し、血糖値を低下させた。また、POA投与により代償的にPPAR-δによる弛緩の増強が引き起こされた可能性がある。<2>エイコサペンタエン酸(EPA)は濃度依存的に、TNF-αによって増加したヒト大動脈血管内皮細胞株のVCAM-1およびICAM-1タンパク質発現量を抑制した。低酸素環境利用における魚油製剤服用により、持久力の改善効果を下げることなくHt値上昇による心血管系への負担を減少できると考えられた。
- ID情報
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- 課題番号 : 26350904
- 体系的番号 : JP26350904