基本情報

所属
国立極地研究所 国立極地研究所 研究教育系宙空圏研究グループ 教授
学位
工学博士、1988年(京都大学)

J-GLOBAL ID
200901027301446628

研究課題と活動状況: (1)イメージングリオメータによるオーロラのイメージング:南極昭和基地とアイスランド、チョルネス、フサフェルに電離層電波吸収でオーロラのイメージングを行う観測装置を設置し、南北極の地磁気共役点でのオーロラの共役性について観測・研究を行なっている。また、多周波で観測できるイメージングリオメータを開発し、数MeV~数10MeVの高エネルギー降下粒子現象を検出することを目指している。

(2)低温(-40℃)で動作し、低消費電力(1W以下)、高感度(0.2nT)、衛星電話によるデータ伝送機能を持つ無人観測装置を開発し、昭和基地周辺の南極大陸上に展開している。観測・研究対象は、地磁気脈動や電離層電流の数10~数100kmスケールの空間構造などである。無人観測点で必要とされる自然エネルギー電源(風力発電と太陽電池のハイブリッドシステム)の開発も行っている。

(3)オンラインデータ収集・解析機能を備えたELF/VLF自然電波地上観測システムの開発に取り組んでいる。極域観測歴: (1)南極域:第19次南極地域観測隊(越冬隊)(1977-1979)、第26次南極地域観測隊(越冬隊)(1984-1986)、第36次南極地域観測隊(夏隊)(1994-1995)、第38次南極地域観測隊(夏隊、夏隊長)(1996-1997)、第45次南極地域観測隊(越冬隊、越冬隊長)(2003-2005) (2)北極域:ノルウエーにおける気球観測(1982)、グリーンランドにおける極冠域オーロラ観測(1987-1993)、アイスランドにおけるイメージングリオメータ観測(1989-2008)

(3)その他の地域:ドイツ・マックスプランク大気物理研究所(客員研究員) (1990.5-1990.12)産学共同研究: 石川県産業創出支援機構「地域産業の発展に寄与する電磁波技術に関する研究」(1999-2001年度)

学歴

  2

論文

  16

MISC

  12

書籍等出版物

  3

講演・口頭発表等

  25

その他

  1
  • (1)<南極周回気球実験>南極を周回する風系を利用し、気球で南極を周回する観測を行なう試みが昭和62年度から始まり、何回かの試行的観測を経て、本格的な南極周回気球実験を平成14年12月~15年1月に行った。昭和基地から連続して放球した2基の気球は編隊飛行しながら南極大陸を半周し、サブオーロラ帯~オーロラ帯における磁気圏現象の時間空間変動を観測した。観測データはイリジウム衛星電話により直接、日本に伝送するという先進的な試みがなされ、良好なデータ通信結果が得られた。データ解析によりポーラーコーラス、オーロラヒスの空間的拡がりと降下電子領域の関係、オーストラリアのVLF局電波の南極大陸周辺での伝搬状態、地上の雷活動と気球で観測された電場垂直成分の関係などに関する知見が得られた。 (2)<無人磁力計の開発>南極大陸における無人多点観測に必要な基盤技術である(イ)小電力(1ワット級)、(ロ)耐低温(-40℃以下)(ハ)遠隔データ収集可能(衛星データ通信)という特徴を備えた無人磁力計を完成させ、2007年1月より南極大陸上に設置し、観測を開始した。現在、5つの観測地点から、10月~4月の毎日、良好な観測データが極地研へ送られてくる。今後、この観測装置を南極大陸内陸部へ展開し、電離層電流や地磁気脈動の小規模(