2014年10月
19世紀後半のイギリスにおけるミドルクラスの色彩コンプレックスとその克服法
日本家政学会誌
- 巻
- 65巻
- 号
- 10号
- 開始ページ
- 15~19ページ
- 終了ページ
イギリス人がいわば民族として抱えていた色彩コンプレックスは、①フランス人の優れた色彩センスをイギリス人の道徳的気質(自制、自己鍛錬、進取の気質)を使って学習・消化し、②その知識、および経験を国内産業の発展、特に、化学染料の開発の生産に連繋させることで解消したことを明らかにした。