山之内 誠

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アバター
研究者氏名
山之内 誠
 
ヤマノウチ マコト
URL
http://m-yamanouchi.cocolog-nifty.com/from20051230/
所属
神戸芸術工科大学
部署
芸術工学部 環境デザイン学科
職名
教授
学位
修士(工学)(東京大学), 博士(工学)(東京大学)

研究キーワード

 
 

研究分野

 
 

経歴

 
2017年4月
 - 
現在
神戸芸術工科大学 芸術工学部 教授
 
2007年4月
 - 
2017年3月
神戸芸術工科大学 芸術工学部 准教授
 
2003年4月
 - 
2007年3月
神戸芸術工科大学 芸術工学部 助教授
 
2000年4月
 - 
2003年3月
神戸芸術工科大学 芸術工学部 専任講師
 

学歴

 
1996年4月
 - 
2000年3月
東京大学大学院 工学系研究科 建築学専攻 博士課程
 
1994年4月
 - 
1996年3月
東京大学大学院 工学系研究科 建築学専攻 修士課程
 
1988年4月
 - 
1992年3月
東京大学 工学部 建築学科
 

委員歴

 
2017年8月
 - 
現在
三木市  三木市史通史編文化遺産部会員
 
2017年7月
 - 
現在
神戸市西区  地域文化資源保存活動補助金交付選考委員
 
2016年6月
 - 
2018年3月
神戸市都市景観審議会  臨時委員(茅葺部会長)
 
2014年5月
 - 
現在
神戸市垂水区  「垂水魅力アップ活動助成」審査委員
 
2016年6月
 - 
2018年3月
佐用町三日月藩陣屋保存整備委員会  専門委員
 

論文

 
近世讃岐国善通寺の開帳と臨時の設営について
山之内 誠
建築の歴史・様式・社会   233-242   2018年1月   [査読有り]
讃岐国善通寺においては、18世紀を中心に伽藍修造のための資金獲得を主目的として、弘法大師の御影をはじめとする寺宝を公開する居開帳が度々実施された。開帳時には、メイン会場として用いられた誕生院御影堂・護摩堂・客殿を中心に臨時の舗設が施され、境内は大衆参詣空間として非日常の賑わいに包まれていたと考えられる。本稿では、善通寺文書に伝わる開帳関連資料を手がかりに、居開帳時の善通寺境内の舗設等を明らかにしている。
17世紀の讃岐国善通寺における西院伽藍の変遷について
山之内 誠
芸術工学2015(Web版)      2015年11月   [査読有り]
弘法大師生誕の地として知られる讃岐国善通寺の西院伽藍を対象とし、17世紀における伽藍の整備・発展過程を論じた内容。寛永11年(1634)に描かれた『善通寺西院之図』の詳細な分析を中心とした史料の検討を行った結果、『西院図』は弘法大師800年御忌に際し奉納したもので、為政者の立場から弘法大師への信仰と善通寺を庇護する姿勢を示す意図があったこと、御影堂は17世紀の間に2度建て替えを受けたと考えられ、方三間から方五間、方六間へと順次規模が拡大され、17世紀末までに礼堂の背後に奥殿を持つ複合仏堂へ...
近世讃岐国善通寺における伽藍構成の変遷 ―絵図類の分析を中心に―
山之内 誠
仏教美術論集   7 380-404   2015年3月
弘法大師生誕地として古代から朝野の崇敬を集めた讃岐国善通寺が、近世、西院を中心に度重なる造営を経て近世寺院へ変貌していく様相を、善通寺文書の分析を通じて論じたもの。善通寺は中世以降、西院の誕生院を中心に発展するが、戦国期の兵火で灰燼に帰して以降、当地を治めた生駒氏らの援助を得ながら復興し、50年ごとの弘法大師御遠忌の機会などを利用して、御影堂を中心とする大衆参詣の空間を充実させていったことが明らかになった。
王曄,山之内誠
日本建築学会計画系論文集   (655) 2239-2244   2010年9月   [査読有り]
中国山西省の王家大院を対象に、山西商人の住空間構成の特徴を考察する論文。合院の類型、進落の構成、合院の用途の3つの観点から空間特性を分析した結果、王家大院では中央の合院ほど重要性が高く、建築構成も整然としていて、複雑かつ格式の高い要素で構成されていることが読み取れた。また、このような求心性の高い空間構造は、全体が一時期に計画されたことと密接な関係があると考えられた。
王家大院における小祠の調査研究
山之内誠
芸術工学2006(Web版)      2007年3月
平成19年8月に中国山西省霊石県にある王家大院において、集落内の小祠の全貌を把握し、その性格の分析を行った。その結果、1)王家大院には路地のアイストップの位置や門の脇に29箇所31件の小祠が存在し、信仰上の機能に加え、夜間には街灯の役割も果たしたと考えられること、2)約三分の二が土地神を、残りのほとんどが門神を祀ること、3)規模が大きく複雑な小祠・吉祥紋様彫刻で飾られる小祠は土地神の小祠に多く、主として小祠入口上部の装飾、控壁、台座中央部に福・寿・喜を表す図案が用いられることが判明した。
大仏様建築研究の現在-研究史における主要な論点-
山之内誠
南都佛教   (88) 1-21   2006年12月
大仏様建築を扱った数多くの先行研究における主要な論点をまとめ、現在の到達点と課題を論じたもの。主として重源が建設に直接かかわった可能性がある10棟の大仏様建築について、建築ごとに研究上の主要な論点をまとめるとともに、個別の建築ごとの問題以外にも、近年中国における遺構研究の成果が蓄積されてきたことにより明らかになってきた大仏様建築の源流に関する議論や、東大寺における造営組織の変遷に関する議論に関しても論及している。
播磨太山寺観音堂の沿革と現状
山之内誠
芸術工学2002   8-25    2003年3月   [査読有り]
神戸市西区所在の太山寺観音堂について、実測と文献調査から得た知見のまとめ。観音堂は元来鎮守三社権現として平安後期以前に創建された。現存遺構は江戸中期の元禄7年頃の再建とみられ、三間社春日造の大規模な社殿である。明治期の神仏分離で聖徳太子を
祀る太子堂となり、後に太子信仰と観音信仰が融合して観音堂の名称が定着したらしい。軒唐破風や妻面の巨大な本蟇股に地域性が見られ貴重だが、屋根を中心に破損の進行が著しく、早急な修理が望まれる状態にある。
14世紀中期の讃岐国善通寺における造営活動の様相中世讃岐国善通寺における造営活動の研究 その2
山之内誠
日本建築学会計画系論文集   (533) 189-195   2000年7月   [査読有り]
善通寺における14世紀中期における宥範による伽藍復興を可能にした社会的背景を論じる。善通寺は、宥範という政治力と伽藍修造に秀でた人材を得たことにより、一方では誕生院を足がかりに本寺随心院の勢力からの自立を遂げつつ、また他方では領国内の顕密寺 院に保護を加えて支配下におこうとする守護細川氏と協調して伽藍修造を成し遂げた。これは本末関係が弱体化し本寺支配にかわって守護が公権として荘園諸職の保証機能を果たすようになった時代背景の反映と考えられる。
中世讃岐国善通寺における伽藍造営と建築―地方顕密寺院としての特質―(東京大学博士論文)
山之内誠
   2000年3月   [査読有り]
讃岐国善通寺に関する一連の研究をまとめた学位論文。
全体を通じて、地方顕密寺院における「中世」の始まりと終焉をどのように捉えるかについて、主として経済基盤と政治的立場に視点をおき考察した。そして、13世紀から14世紀における善通寺の造営体制が、本寺支配の衰退と守護等の在地勢力との結びつきという、全国的な普遍性が想定できる社会的背景に規定されていたことを論じた。
讃岐国利生塔について
山之内誠
日本建築学会計画系論文集   (527) 241-247   2000年1月   [査読有り]
善通寺に設置された讃岐国利生塔が、宥範が再興して永禄元年に焼失した木造五重塔だとする通説とは異なり、現存する石塔の方であることを論じる。その主要な論拠には、宥範が木造五重塔を再建したのは利生塔の供養後と思われることや、絵図や文書から14世紀 初頭にすでに現在地にこの石塔があったと思われることなどがあげられる。石塔もありえたという事実は、利生塔の設置においては象徴性よりも政治的・軍事的な目的の比重が大きかったことの裏付けと考えられる。
讃岐国善通寺における大勧進の性格について
山之内誠
日本建築学会計画系論文集   (524) 305-310   1999年10月   [査読有り]
13世紀中期から14世紀中期にかけて善通寺に存在した大勧進の性格を考察。13世紀半ばに道範が大勧進だった頃には、大勧進は勧進集団の頭目にすぎなかったが、13世紀末の真恵のときに職として成立し、これ以後大勧進職は伽藍修造とともに寺領経営にも深く関わ る、寺院経営の中心的立場となった。その後14世紀中期の誕生院宥範以後、善通寺が本寺随心院の影響を排除して誕生院を中心とした経営体制に切り替わる過程で、大勧進職の機能は誕生院住持職に吸収された。
本薬師寺金堂及び曼茶羅寺多宝塔の善通寺移建説への反論
山之内誠
日本建築学会計画系論文集   (523) 257-262   1999年9月   [査読有り]
大和国本薬師寺金堂と讃岐国曼荼羅寺多宝塔が11世紀末に善通寺に移築されたとする、宮上茂隆氏の説に対する反論。反論の論拠として、11世紀末には移建を実行できるだけの経済的基盤を善通寺の内外いずれにも求め得ないこと、11世紀末には主要堂塔の内、五重 塔・常行堂の破損以外は深刻でなかったこと、金堂後壁のものとみられる白鳳期の塑像の仏頭が残存するため、白鳳期から金堂が善通寺にあったと考えられることなどを指摘できる。
13世紀前・中期の讃岐国善通寺における造営活動の様相中世讃岐国善通寺における造営活動の研究その1
山之内誠
日本建築学会計画系論文集   (523) 251-256   1999年9月   [査読有り]
善通寺における13世紀初頭から中期にかけての造営体制の変化について論じる。13世紀初頭の講堂及び常行堂の造営は本寺が主導したものであったと思われるが、13世紀中期の道範による誕生院の一堂の造営は寺領収入と勧進によるものであり、本寺の関与はみられない。13世紀中期の善通寺では、寺領経営面で本寺の影響を排除する動きが生じていることから、ここにみられる造営体制の変化は末寺善通寺の本寺からの自立の初期段階を反映したものと考えられる。
絵画史料による讃岐国善通寺二重ノ寶塔の分析
山之内誠
日本建築学会計画系論文集   (516) 251-256   1999年2月   [査読有り]
『南海流浪記』の仁治4年(1243)条に記された「二重ノ寶塔」の建立年代等の考察。善通寺所蔵の『一円保差図』及び『善通寺伽藍図』などの検討により、二重ノ寶塔は法華堂と同一で上下層とも方形平面であったこと、内部の機能も胎蔵界曼荼羅を安置し法華三昧を勤修する、9世紀後半から11世紀の天台宗の多宝塔と同様であることなどが判明する。よって、真言と天台とで安置仏が近似化した10世紀中葉から11世紀の建立と考えられ、弘法大師建立とは考えられない。

Misc

 
天空の住居──李家山村(中国・山西省)
山之内 誠
アジアンデザイン研究所報告書2013   92-93   2014年3月
中国山西省の省都・太原から西に約230kmにある李家山村を平成20年に視察した際の記録。同村は、黄河のほとりの小高い山の頂上周辺に所在し、麓にある磧口という町とともに山西商人の生活の場として築かれており、特徴的かつ魅力的な空間特性を有する。このため本稿では、同村の歴史的成り立ちなどにふれつつ、集落及び民居の建築的特徴を紹介している。
空間構成と民族芸術からみた福建地方の伝統的商家住宅の特性に関する研究
山之内誠、黄國賓、王曄、今村文彦
芸術工学2012(Web版)      2012年11月
明清時代の中国の福建省における商家住宅を対象に、建築の配置構成および吉祥彫刻を中心とした精神文化的要素の配置構成から、住居空間の構成原理の考察を試みたもの。北部の武夷山市の下梅古民居群と、南部の泉州市及び南安市の古民居を調査した結果、門楼の有無という建築構成上の大きな差異が存在するものの、いずれも入口に吉祥彫刻による装飾を高密に集中させる共通点などがあることがわかった。
山之内が報告全体の執筆を担当。
東アジアにおける文化遺産の保存と活用-3カ年の成果のまとめ及び課題の検討-
山之内誠、曽和英子、黄國賓、齊木崇人、大田尚作、曽和具之、松本美保子、今村文彦、かわいひろゆき、藤本修三、安森弘昌
芸術工学2009(web版)      2010年3月
神戸芸術工科大学では、北京理工大学(中国)及び東西大学(韓国)とともに、2005年から3ヵ年にわたり継続的に東アジアの文化遺産の保存・活用に関する大学院レベルでの国際共同研究・教育を実施してきた。その概要は紀要芸術工学2006~2008に報告した通りであるが、2008年度は、上記の取り組みに引き続き、2007年の調査を補足するために白川郷における伝統的な色彩に関する調査を行うとともに、3ヵ年の成果報告書を日中韓の3カ国語によってとりまとめる作業を行った。また、2009年度からこの活動に新た...
漢民族の四合院における文化遺産の保存と活用-王家大院を事例として-
山之内誠、齊木崇人、大田尚作、柳沢究、黄国賓
芸術工学2007(Web版)      2008年3月
平成17年に中国山西省の王家大院東半分で実施した平面実測調査に引き続き、平成19年度には同西半分の実測を実施し、全域の平面図を完成させた。この調査報告に加え、山西省における大院の類例との比較も行ない、山西商人が築いた大院建築の中に占める王家大院の位置づけについて考察したものである。
山之内は全4章のうち、第3章第6節以外の全ての執筆を担当。
磚とは
山之内誠
都窯業株式会社ホームページ(http://www.miyakoyogyo.com/sen/aboutsen.html)      2008年
建材の製造・販売・施工を行う企業(都窯業株式会社)のホームページ上で、「磚とは」と題し、中国で古代から用いられてきた建材である「磚」の歴史的変遷と、その特徴について解説した。
東北地方の歴史的町並みにおける保存・整備の現状と課題
山之内誠、土肥博至、佐野浩三、杉田美子、伊藤真貴、黒川茜、石井清巳、山岸千夏
芸術工学2005(Web版)      2006年3月
平成16年8月に福島県喜多方市と宮城県村田町の街並みにおいて建築年代及び用途の調査を行い、各々の街並みが抱える問題点と課題を論じたもの。両地区とも、店舗がしもたやを経て空き家・空地へと変化する衰退プロセスがみられることや、蔵以外の歴史的建造物の価値・街並みの連続性の価値への認知度が低いことが判明。今後は、空き家の活用法の模索や、蔵以外の建物の価値を共有するための工夫が必要と考えられる。
山之内は調査全体のまとめ・執筆を担当。
富士山吉田口登山道関連遺跡(共著)
富士吉田市教育委員会編・発行
富士吉田市文化財調査報告書第3集   48-55   2001年3月
富士講の正式な登山道の入口であった吉田口登山道の発掘調査に関する調査報告書。執筆を担当した「第Ⅱ章第4節 鍋屋の建物復原」では、登山口である吉田口付近から出土した鍋屋(茶屋)の遺構について、出土部材の検分と所有者へのヒアリング及び古写真の分析を行い、復原案を提示した。
関野貞博士と古瓦-東大・関野日本瓦コレクションの考察-
山之内誠
東京大学史紀要   (16) 21-38   1998年3月
東京大学に所蔵されている、関野貞の蒐集による400点弱の日本の古瓦に関する考察。瓦の寄贈関係などから弟子や部下たちから慕われた関野博士の人間性が知れるほか、個々の瓦と研究・仕事の内容との関連も見られ、法隆寺論争をはじめとする活躍の背景が窺えるため、当コレクションは関野博士の人物像に迫るのに格好の史料と考えられる。そして我が国の建築史学・美術史学・考古学の各分野の黎明期の状況を反映している点においても、高い価値を認めうると考えられる。
建築技術者(共著)
職業の歴史に関する調査研究   71-94   1996年
青龍寺の密教仏堂-唐代建築の空間、儀式および古典主義-ナンシー=シャツマン=スタインハルト著(翻訳・共訳)
田中淡、藤井恵介、山之内誠
佛教藝術   (220) 54-88   1995年5月
ナンシー=シャツマン=スタインハルト著の論文。山之内は全体の下訳を担当。

書籍等出版物

 
図説日本木造建築事典 構法の歴史
山之内 誠 (担当:共著, 範囲:6.2.1~6.2.6)
朝倉書店   2018年12月   ISBN:978-4-254-26645-0
構造・構法の面に注目して日本建築の歴史を再構築し、多数の図・写真と共に解説した事典。山之内は第6章「建築生産」のなかの「生産組織」と「設計・施工方法」の節を担当した。
リノベーションの教科書
山之内 誠 (担当:共著, 範囲:第7章)
学芸出版社   2018年4月   ISBN:978-4-7615-2673-3
リノベーションを学び、設計やプロジェクトに取り組むための入門教科書。住宅や学校、商業施設などの建物単体から地域レベルまで、計画手法を事例とともに解説。このうち山之内は、古民家のリノベーションについての章を担当し、継承すべき文化的価値についての考え方を中心に事例紹介を交えながら解説した。
讃岐国善通寺における伽藍構成の近世的変容過程に関する研究
山之内 誠
神戸芸術工科大学山之内誠   2018年3月   
平成26年度から平成2年度にかけて、科学研究費補助金の助成を受けて実施した「讃岐国善通寺における伽藍構成の近世的変容過程に関する研究」(基盤研究(C)、課題番号26420655)の研究報告書。善通寺伽藍が、近世の復興期を経て、大衆参詣に対応した近世寺院の姿へと変貌してく様相を、建築史学の視点から解明するもの。
三木の町並み
山之内誠 不破正仁 (担当:分担執筆, 範囲:第4章以外の全体)
三木市文化遺産活性化実行委員会   2014年3月   
平成22年度から4年間にわたり三木市旧市街において行った町の歴史資源調査の報告書。主要旧街道沿いに建ち並ぶ町家等を悉皆調査し、その外観上の特徴を分類整理し、地区ごとの傾向などの分析を行うとともに、近代以降の生活の痕跡を示す屋外表出物や、通りの景観等を記録し、今後のまちづくり活動に活かすためにマップ化して情報を視覚化している。全5章+資料編中、山之内は第4章以外の全てを担当。
建築空間構成と民族芸術からみた中国山西商人の伝統的住居の特性に関する研究(平成20-22年度科研報告書)
山之内誠、王曄 (担当:共著)
神戸芸術工科大学山之内研究室   2011年3月   
平成20年度から3か年にわたり科学研究費補助金を得て実施した、中国山西省の商家集落の建築構成に関する調査研究報告書。王家大院をはじめとして喬家大院、曹家大院、常家大院等の主要な大院を取り上げ、平面構成や、建築彫刻の分布の分析、また高低差実測に基づく排水処理方法の分析などをまとめており、それらから読み取れる山西商人の住空間のヒエラルキーについて論じている。
建築デザイン用語辞典(共著)
土肥博至監修 (担当:共著, 範囲:日本建築史関連の57項目)
井上書院   2009年11月   
建築計画・都市計画、設計、構法、構造力学、施工、材料、環境工学、設備、建築史、思想、人名、建築や都市空間等の作品を含む広範な分野から約4600語を収録した用語辞典。この中で山之内は、寺院建築史、住宅史、城郭建築史、都市史、建築生産史、建築技術史などの各分野にまたがる、日本建築史関連の57項目の執筆を担当した。
文化遺産とアジアンデザイン 日中韓3大学国際共同プロジェクト実施報告書(3カ国語版・共著)
神戸芸術工科大学大学院   2009年4月   
平成17年度から3年間にわたり、北京理工大学(中国)と東西大学(韓国)とともに実施したアジアの伝統文化調査に関する報告書。中国山西省の王家大院、韓国安東の河回マウル、岐阜白川郷において、民家形式と集落構成、工芸品等の実測調査等を実施し、その成果を取りまとめている。山之内は全体の編集と建築調査に関する項目の執筆を担当。
建築大百科事典(共著)
朝倉書店   2008年12月   
「都市再生」を鍵に見開き形式で構成する新視点の総合事典。執筆担当した古代・中世の寺院建築史の項では、「寺院建築の伝来と展開」と題し、日本の建築技術が古代と中世に2度伝えられた大陸からの技術を基盤にしつつ、日本的な改良が継続的に加えられたことで、15世紀に頂点に達したことを解説。
世界文化遺産亜州国際研討会論文集(共著)
北京理工大学出版社   2007年9月   
日本における都道府県指定以下の地域の文化財建造物の維持修理工事にみられる問題点について論じたもの。特に平成15年度に修理工事が行われた太山寺観音堂(神戸市文化環境保存区域内歴史的建造物/神戸市西区)を例に、厳しい予算的制約の中で維持が求められる地域文化財においては、構法のオーセンティシティーと修理スパンを長くするための現代的工夫とのバランスが特に重要であることを論じている。
和文化-日本の伝統を体感するQA事典(共著)
中村哲編 (担当:共著, 範囲:「寺院・神社・住まい」の項)
明治図書出版   2004年10月   
日本の伝統文化の各分野を幅広く網羅し、Q&A方式でわかりやすく解説した事典。執筆担当した「寺院・神社・住まい」の項では、寺院(寺院建築の技術が日本に輸入されたのは、いつ頃だろうか。/枝割及び六枝掛とは、どんな建築技法だろうか。)、神社(神社本殿にはどんな形式があるのだろうか。/平安時代以前の出雲大社はどのくらい巨大だったのだろうか。)、住まい(寝殿造と書院造は、どのように違うのだろうか。/現存最古の住宅建築は、どんなものだろうか。)の各項目を解説。
神戸市文化環境保存区域内太山寺観音堂・羅漢堂保存修理工事報告書
山之内誠
太山寺   2004年9月   
平成15年10月から平成16年3月にかけて神戸市西区の太山寺において行われた観音堂および羅漢堂の保存修理工事の概要と、同工事に伴い得られた歴史的知見についてまとめたもの。両建物は神戸市文化環境保存区域内の歴史的建造物に指定されており、本工事にあたっては神戸市による補助のもと、山之内が監督指導を勤めた。本修理工事を通じて、技師・加護谷祐太郎によって行われた大正時代の修理の様相が一部明らかになった。
環境デザインへの招待(共著)
杉本正美・小玉祐一郎・相良二朗・齊木崇人・川北健雄・岡部憲明・花田佳明・山之内誠・木村博昭・小山明 (担当:共著, 範囲:文化遺産の継承とデザイン-太山寺における建築保存)
建築・都市ワークショップ   2004年3月   
兵庫県立美術館における公開講座の内容をまとめたもの。担当部分では、「文化遺産の継承とデザイン-太山寺における建築保存」と題し、神戸市西区伊川谷町に所在する太山寺における文化財建造物の保存・活用事例の紹介を通して、地域文化財の保護体制の問題点を論じた。
増上寺旧境内地区歴史的建造物調査報告書
鈴木博之・伊坂道子・野村恒道・ウィリアム・コールドレイク・一杉美幸・松本裕介・山之内誠 (担当:共著, 範囲:現代社寺建築における伝統的意匠の様相)
境内研究事務局   2003年7月   
岩波仏教辞典第二版(共著)
末木文美士ほか編
岩波書店   2002年10月   
仏教に関する言葉について、その解釈にとどまらず、包括的多面的な項目立てを行い、読める辞典に編集することにより、思想としての仏教を分かり易く解説することを企図した辞典。山之内は、庵・昭堂・西堂・大雄宝殿・パゴダ・屋根、の6項目の解説を担当。
世界宗教建築事典(共著)
中川武 監修 (担当:共著, 範囲:長寿寺本堂、西国寺金堂・三重塔の解説)
東京堂出版   2001年9月   
世界中の歴史的な宗教建築を取り上げて、その建築的特徴を技術的な側面のみならず、時代背景や、とりわけ宗教との関わりに重点をおいて解説した事典。
長寿寺本堂、西国寺金堂・三重塔の解説の執筆を担当。
坂出 写真年代記(共著)
伊藤毅監修,大橋竜太・山之内誠著 (担当:共著, 範囲:香川県坂出市の都市形成史のうち、古代から近世までの記述等を担当。)
鎌田醤油株式会社 (財)鎌田共済会   1995年11月   
香川県坂出市の都市形成史のうち、古代から近世までの記述等を担当。現在の坂出市街の大半は、製塩が本格化する近世以前は海底にあった。古代には律令国家の国府が近くに置かれたため、現在でも市内に条里遺構がよく残っている。中世には崇徳上皇が白峯に葬られたのを契機に、市内の青海や松山庄などの地が白峯寺に寄進されて中世的な荘園の景観を呈した。近世には播州の移民により本格的に塩田が開かれ、幕末には久米通賢により現在の市街の大半が埋め立てられて塩田となり、藩の財政を潤した。

講演・口頭発表等

 
「篠山建築学校」のカリキュラムについて
山之内 誠
平成29年度 商工会産学連携支援事業 篠山建築学校プロジェクト 報告会   2018年3月6日   篠山市商工会
「篠山建築学校」を、地域工務店と大学等が協力して運営していく際にめざすべきカリキュラム構成について、本年度の研究成果を踏まえて検討した結果を報告・提案した。
篠山古民家再生・活用プロジェクト活動報告
山之内 誠
古民家再生・活用プロジェクト事業報告会   2017年3月7日   篠山市商工会
2014年度から3カ年行った産学連携事業「篠山古民家再生・活用プロジェクト」の実施報告を行うとともに、将来の篠山地域の活性化に向けた事業として、「篠山建築学校」の開設・展開についての提案をおこなった。
春日神社本殿の文化的価値について
山之内 誠
春日神社本殿国登録有形文化財登録報告会   2016年10月2日   草山郷づくり協議会
春日神社本殿国登録有形文化財登録報告会(@篠山市西紀北小学校)において、「春日神社本殿の文化的価値について」と題し、春日神社本殿の文化財登録時の調査所見について、地元関係者らに解説。
篠山古民家再生・活用プロジェクト
山之内 誠
神戸芸術工科大学企業と大学の情報交換会   2016年2月5日   神戸芸術工科大学
2015年度神戸芸術工科大学企業と大学の情報交換会(@新神戸クラウンプラザホテル)において、受託研究として実施している「篠山古民家再生・活用プロジェクト」の取り組み成果について報告。
三木のまち並みの特徴について
山之内 誠
三木城下町まちづくり協議会   2014年12月22日   三木城下町まちづくり協議会
「三木のまち並みの特徴について」と題し、三木城下町まちづくり協議会の場において、2010年から4年間にわたって三木旧市街で実施した調査成果を報告した。
三木市・歴史文化遺産を活かすための公開作戦会議
山之内 誠
第11回ヘリテージマネージャー全国大会   2013年6月1日   全国ヘリテージマネージャーネットワーク協議会
第11回ヘリテージマネージャー全国大会におけるシンポジウム「三木市・歴史文化遺産を活かすための公開作戦会議」においてパネリストとして参加。三木旧市街の歴文化資源について調査の途中経過を報告。
神出東地区における民家構成の特徴について
山之内 誠
神出東農村景観に関する調査報告会   2013年3月12日   神戸市農業振興センター
神戸市農業振興センター主催の調査報告会(@東公会堂/神戸市西区神出東)において、「神出東地区における民家構成の特徴について」と題し、同地域の特徴的な農家型民家の配置構成などについて、調査報告を実施。
初考中国伝統合院建筑内部排水径路与其空間特性以山西晋中王家大院為例
王曄、山之内 誠
持続之道:全球下背景下可持続芸術設計戦略国際研討会   2011年11月   
中国山西省の王家大院の全体(高家崖及び紅門堡)を対象に、現地で行った調査に基づき、敷地に計画された排水システムと空間のヒエラルキーの関連性を考察する内容。王家大院では、四合院ごとに必ず独立した排水システムがとられること、四合院内のヒエラルキーの高い場(内院)から低い場所(外院)へ、順次排水し、然る後に四合院外へ排水すること、四合院に外接する通路は排水路としての役割を担っていること等が明らかになった。
文化環境保存区域内の歴史的建築
山之内 誠
西区地域学2010   2010年   西区役所まちづくり推進課・神戸市埋蔵文化財センター
西区役所まちづくり推進課・神戸市埋蔵文化財センター共催の「西区地域学2010」における講演「文化環境保存区域内の歴史的建築」(@神戸市埋蔵文化財センター)を行い、これに付随する建築見学引率を実施。
排水口の位置からみた王家大院高家崖における排水システムの特徴
王曄,山之内誠
日本建築学会大会(北陸)学術講演梗概集   2010年   
中国・山西商人の住まいを巡る旅
山之内 誠
平成21年度学園都市公開講座「都市と建築を巡る旅」   2009年12月12日   大学共同利用施設ユニティ
平成21年度学園都市公開講座「都市と建築を巡る旅」(@UNITYセミナー室)において、第5回「中国・山西商人の住まいを巡る旅」の講師を担当。山西省の大商人の邸宅群の特徴と魅力を紹介。
桂離宮の建築史的位置づけについて
山之内 誠
ブルーノ・タウトの足跡を辿る建築視察ツアー   2008年10月15日   ベルリン東西言語文化研究協会
桂離宮の建築的特徴とその魅力について講演。
神戸の中世寺社建築について
山之内 誠
神戸建築物語   2008年10月12日   神戸市都市計画総局
神戸市都市計画総局主催の第6回神戸建築物語における講演「神戸の中世寺社建築について」(@神戸市埋蔵文化財センター)を行い、神戸市に所在する中世以来の寺社建築遺構について、その特徴と魅力について解説。また、これに付随する中世寺社建築の見学引率を実施。
日本の歴史的町並みにみる保存団体の活動と課題 ―住民と行政と専門家を繋ぐ役割の重要性―
山之内 誠
保存団体の在りかたを考えよう ―ナショナル・トラスト、イングリッシュ・ヘリテッジ、ドコモモ、イコモスなど―   2005年2月26日   大阪商業大学商業史博物館
大阪商業大学商業史博物館主催のシンポジウム「保存団体の在りかたを考えよう ―ナショナル・トラスト、イングリッシュ・ヘリテッジ、ドコモモ、イコモスなど―」にパネリストとして参加。「日本の歴史的町並みにみる保存団体の活動と課題―住民と行政と専門家を繋ぐ役割の重要性―」と題して、各地の町並みの保存事例の紹介をとおして、町並み保存に必要な考え方について講演した。
日本の歴史的街並みにおける保存・整備の現状と課題
山之内 誠
ミュージアムセミナー   2004年11月20日   大阪商業大学商業史博物館
「日本の歴史的街並みにおける保存・整備の現状と課題」と題し、伝統的建造物群保存地区をはじめとする全国の歴史的町並みにおいて展開されている保存行政の仕組みと、その限界や課題についてj講演。
関于日本的地区性文化遺産建築的維修工事課題
山之内 誠
世界文化遺産亜洲国際研討会論文集   2004年11月   
日本における都道府県指定以下の地域の文化財建造物の維持修理工事にみられる問題点について論じたもの。特に平成15年度に修理工事が行われた太山寺観音堂(神戸市文化環境保存区域内歴史的建造物/神戸市西区)を例に、厳しい予算的制約の中で維持が求められる地域文化財においては、構法のオーセンティシティーと修理スパンを長くするための現代的工夫とのバランスが特に重要であることを論じている。
歴史的街並みの調査概要と空家増加の問題について 歴史的街並みの保存・整備の現状と課題その1
山之内誠、杉田美子、花岡拓郎、伊藤真貴、黒川茜、土肥博至
2004年度日本建築学会大会(北海道)学術講演梗概集   2004年   日本建築学会
平成13年度から3ヵ年にわたり、近畿・中部・中国・四国地方の歴史的街並みにおける保存整備の現状について現地観察と行政担当部局へのヒアリング調査を行った。その調査の概要を示すとともに、多くの町並みでみられた空き家増加の問題について論じた。
文化遺産の継承とデザイン -太山寺(神戸市西区)における建築保存-
山之内 誠
兵庫県立美術館美術鑑賞講座   2003年6月21日   兵庫県立美術館
神戸市西区の太山寺で行われた観音堂・羅漢堂の文化財保存修理工事を中心に、寺社建築の文化的特徴とその価値の継承方法について講演。
播磨太山寺観音堂における大正2-3年の保存修理工事関連史料について
山之内誠
2003年度大会(東海)学術講演梗概集   2003年   日本建築学会
太山寺に所蔵されている大正2-3年時の太山寺観音堂修理工事関連資料を分析し、東大寺大仏殿の明治修理を手がけた加護谷祐太郎が設計技師として主導的な役割を果たしたと考えられることや、修理工事の範囲が判明することなどを論じた。
「本派本願寺八幡別院平面図」の性格について
山之内誠
2002年度大会(北陸)学術講演梗概集   2002年   日本建築学会
滋賀大学経済学部附属史料館に所蔵されている「本派本願寺八幡別院平面図」壱~四について、江戸時代中・後期に数度にわたり近江八幡市の本願寺八幡別院へ昼食休憩のために立ち寄った朝鮮通信使を迎えるための支度状況を記入した図であることを論じた。

Works

 
香川県坂出市における都市形成史に関する調査
1995年
東京大学蔵・関野日本瓦コレクションに関する調査
1996年
北海道江差町における民家の類型に関する調査
1996年
沖縄県那覇市、石垣市における登録文化財制度のための予備調査
1998年
愛知県豊川市財賀寺仁王門の解体修理に伴う技法調査
1997年

競争的資金等の研究課題

 
讃岐国善通寺における伽藍構成の近世的変容に関する研究
日本学術振興会: 科学研究費補助金 基盤研究C
研究期間: 2014年4月 - 2018年3月    代表者: 山之内 誠
讃岐国善通寺が、近世、西院を中心に度重なる造営を経て近世寺院へ変貌していく様相を、善通寺文書の分析を通じて明らかにする研究。善通寺は中世以降、西院の誕生院を中心に発展するが、戦国期の兵火で灰燼に帰して以降、当地を治めた生駒氏らの援助を得ながら復興し、50年ごとの弘法大師御遠忌の機会などを利用して、御影堂を中心とする大衆参詣の空間を充実させていったことが明らかになった。
建築空間構成と民族芸術からみた中国山西商人の伝統的住居の特性に関する研究
日本学術振興会: 科学研究費補助金 基盤研究B(海外)
研究期間: 2008年4月 - 2011年3月    代表者: 山之内 誠
中国山西省の商家集落の建築構成に関する調査研究。王家大院をはじめとして喬家大院、曹家大院、常家大院等の主要な大院を取り上げ、平面構成や、建築彫刻の分布の分析、また高低差実測に基づく排水処理方法の分析などをまとめており、それらから読み取れる山西商人の住空間のヒエラルキーについて論じている。
世界文化遺産・白川村合掌集落におけるアジアン・デザイン研究のための日中韓国際共同セミナー
ユニオン造形財団: 国際交流助成
研究期間: 2007年4月 - 2008年3月    代表者: 山之内 誠
神戸芸術工科大学・北京理工大学(中国)・東西大学(韓国)の3大学の教員及び大学院生総勢58名により、白川村合掌集落を対象としてデザインの視点から伝統文化に関するフィールドワークをおこなった。具体的には、3校混成のチームを編成し、合掌造り民家園内の合掌造民家(旧東しな家住宅・岐阜県指定重要文化財)の実測及び同園内の生活用具類の実測等、文化財保存のための基礎資料の作成のほか、荻町集落の水と生活に関する調査や同集落内の伝統的色彩に関する調査等の萌芽的な調査研究などに取り組んだ。
中世の地方寺院における伽藍造営とその社会的背景に関する研究
日本学術振興会: 科学研究費補助金 若手研究(B)
研究期間: 2001年4月 - 2003年3月    代表者: 山之内 誠
若狭国小浜の明通寺などを主な対象として、中世寺院文書の分析を手掛かりに寺院経済と伽藍の造営・整備との関係の検討を行い、讃岐国善通寺との比較研究を行った。その結果、大きくは荘園制の盛衰・在地武家勢力の伸張といった全国的に共通する時代背景に規定されつつ、一方では中世には寺院の存続をかけた多様な経営方式が存在していたことが浮き彫りになった。

社会貢献活動

 
三木市近世寺社建築調査
【助言・指導, 調査担当, 報告書執筆】  三木市教育委員会  2017年11月 - 現在
三木市内における近世以降の寺社建築調査の助言、調査、報告書執筆を担当。
三木市史文化遺産編の編集・執筆
【編集, 調査担当】  三木市教育委員会  2017年8月 - 現在
平成34年度刊行予定の新三木市史における通史編文化遺産部会の部会員として、建築分野の調査・編集・執筆を担当。
篠山建築学校プロジェクト
【助言・指導, 運営参加・支援, 報告書執筆】  篠山市商工会  2017年 - 現在
篠山市商工会所属の工務店グループとの協働により、建築を学ぶ学生や工務店の若手社員を対象として、実践的な建築教育の場を提供する仕組みづくりを実施。実験的に古民家活用提案のワークショップ等を行いながら、カリキュラムの策定などの検討を進めている。
神戸市における茅葺民家の保存施策の検討
【助言・指導】  神戸市  2016年6月 - 現在
神戸市都市景観審議会の臨時委員(茅葺部会の部会長)として、神戸市の景観行政における茅葺民家保存のための施策の検討を行った。その結果は、第87回神戸市都市景観審議会(平成30年1月23日)において、「歴史的建築物の保全活用の方針について」として答申された。
三日月藩乃井野陣屋表門(旧西法寺山門)の調査及び移築修理事業の指導
【助言・指導, 調査担当, 報告書執筆】  佐用町  2015年11月 - 2018年12月
光照山西法寺(たつの市新宮町鍛冶屋町154)の山門は、旧三日月陣屋の表門を明治期に移築したものと伝えられている。本調査では建物調査と絵図類の文献資料調査に基づき、全国的にも残存例が少ない小藩大名の陣屋表門(大手門)の遺構と考えられるため貴重な存在であること、陣屋表門としての創建以来改変をほとんど受けておらず、規模、材料、仕様の面においても、陣屋にふさわしい格式を備えた建築と考えられ、資料的価値が高いことを報告した。
本報告に基づき、当該建物は、廃寺手続中の西法寺から再び三日月陣屋へ移築され...
篠山市古民家再生活用プロジェクト
【助言・指導, 運営参加・支援, 報告書執筆】  篠山市商工会  2014年4月 - 2017年2月
篠山商工会所属の工務店グループとの協働により、古民家再生を通してまちづくりを実践する取り組み。
春日神社本殿の文化財調査
【調査担当, 報告書執筆】  草山郷づくり協議会  2014年11月 - 2015年2月
梅田春日神社本殿(篠山市本郷)の本殿の文化財的価値を評価するために行った建物調査。江戸後期に丹波・丹後地方で活躍した彫物師中井氏の仕事の典型例と目され、覆屋の存在により部材の残存度も極めて良好であることが判明した。
本報告に基づき、当該建物は、平成27年11月17日、国登録有形文化財に登録された。
三木旧市街におけるまちの歴史文化資源調査
【調査担当, 報告書執筆】  三木市  2010年 - 2014年
三木旧市街のまちなみ調査。主要街道に面した町家の残存状況とそのファサードの特徴を調べるとともに、旧市街のなかに残る歴史性を感じさせる表出物をフィールドワークを通して抽出し、残していくべき町の歴史文化資源について報告書にまとめた。
興国寺鐘楼門の調査
【調査担当, 報告書執筆】  宍粟市  2013年
興国寺山門(鐘楼門/宍粟市山崎町上寺167)の建物調査を実施し、建立年代の推定や、部材の残存度及び構成の改変について調査し、部下材としての価値の判断を行った。
本報告に基づき、当該建物は、平成25年6月5日、宍粟市指定有形文化財に指定された。
八幡別院書院及び対面所の建築学的分析
【調査担当, 報告書執筆】  近江八幡市教育委員会  2002年 - 2003年
近江八幡市所在の本願寺八幡別院書院及び庫裡ならびに唐門の建物調査報告。実測調 査及び文献史料調査に基づき、各建物 の沿革と変遷、及び文化財的な価値を評価。