講演・口頭発表等

国際会議

高エネルギー分解能での$\Xi$ハイパー核分光実験のためのS-2Sスペクトロメータとファイバー標的の開発

5th Joint Meeting of the APS Division of Nuclear Physics and the Physical Society of Japan (Hawaii 2018)
  • 七村 拓野
  • ,
  • 市川 裕大
  • ,
  • 永江 知文*
  • ,
  • 江川 弘行
  • ,
  • 谷田 聖

開催年月日
2018年10月
記述言語
英語
会議種別

$\Xi$ハイパー核の分光実験は$\Xi$粒子の相互作用に関する重要な知見を与える。$^{12}$C$(K^-,K^+)$反応を用いた分光実験が2015年に行われ、欠損質量分解能は5.4MeVを達成した。よりよい質量欠損分解能を持った実験を行うことが重要であることがこの実験の結果から示唆されている。質量欠損分解能を向上させるために新たなスペクトロメータS-2Sを開発することでより$K^+$粒子の運動量を精密に測定できるようにした。さらには粒子の運動量を精密に測定することで無視できなくなってくる標的中でのエネルギー損失のふらつきを測定、補正するためにシンチレーティングファイバーで構成したアクティブ標的を開発している。これらの検出器の開発状況および性能評価について発表を行う。

リンク情報
URL
https://jopss.jaea.go.jp/search/servlet/search?5063552