2017年3月31日
出荷先選別による巻立て作業生産性の差異
九州森林研究
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- 巻
- 70
- 号
- 開始ページ
- 113
- 終了ページ
- 116
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 研究論文(学術雑誌)
フォワーダで運材してきた材をグラップルで巻立てる作業において,出荷先を多様化して選別の精度を向上させることで生産性がどの程度低下するかの検討を行った。選別の方法として,合板用B材とチップ用C・D材に分けた場合(選別なし)と合板用B材,ラミナ用B材,チップ用C・D材とに分けた場合(選別あり)の2つの条件を設定して巻立て作業を行い,作業時間を比較した。その結果,「選別なし」の場合1本あたりの作業時間が26.3秒であり,「選別あり」の場合は「選別なし」の場合に比べて8秒長い34.3秒であった。この結果は3%の水準で有意差があるものと判定された。
- ID情報
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- ISSN : 1347-0779