2014年2月25日
Development of a Method of Forest Road Network Planning Using GIS that Discriminates and Avoids Dip Slopes
東京大学農学部演習林報告
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- 巻
- 号
- 130
- 開始ページ
- 1
- 終了ページ
- 13
- 記述言語
- 英語
- 掲載種別
- 研究論文(大学,研究機関等紀要)
- 出版者・発行元
- 東京大学大学院農学生命科学研究科附属演習林
森林路網計画において,流れ盤の区間は盛土がしにくく,切土は崩落の頻発等により維持管理費がかさむので,流れ盤を事前に判別することは丈夫な路網を配置する上で有用であり,長期的には安定して経済的な路網配置になる。斜面の傾斜と地層のみかけの傾斜(相対傾斜)の組み合わせから流れ盤を判別する理論を用いて,DEMと地質図によりGIS上で流れ盤を事前に判別することを試み,人工林1ha以上と傾斜35度以下の両方を満たす林分を,流れ盤を回避しながらダイクストラ法を用いて最短経路で結ぶ路網配置計画の手法を作成した。DEMと地質図による流れ盤の事前予測の可能性を確かめることができ,今後現地踏査の大幅な省力化と, GISを用いることにより計画路線の距離と開設費用を見積もることができ,さらには森林の資源状態から開設順序,開設不要区間の決定を行うことが可能となる。
- リンク情報
- ID情報
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- ISSN : 0371-6007
- CiNii Articles ID : 120005396056
- CiNii Books ID : AN00162451