2013年12月
大学実習科目でのブレンド型eラーニングにおける学生の学習動機づけの分析
情報コミュニケーション学会誌 Vol.9 No.2
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- 開始ページ
- 12
- 終了ページ
- 19
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 研究論文(学術雑誌)
- 出版者・発行元
- 情報コミュニケーション学会
ブレンド型 e ラーニングを利用した初年次のコンピュータ操作技能を習得させる実習科目において,意欲的に演習や課題を取り組んだ学生が,どのような要因で学習意欲を持続したのかについて明らかにするために,主体的に学習した学生群とそうではない学生群に分け(以下、主体群と非主体群),その相違点をARCSモデルに沿ったアンケートおよび具体的な理由を自由記述調査により分析した.その結果,主体群の学生と非主体群の学生の間には,学習に対する自信を構築することに有意な差が見られた.その理由として,外発的動機づけの影響が考えられ,非主体群の学生は「点数を得る」もしくは「単位を得る」ために学習をしており,点数を得て単位が取得できることが分かると学習を継続するという意欲が失われる可能性があることが示唆された.
- ID情報
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- ISSN : 1349-8061