2019年4月 - 2022年3月
ラマン分光法を用いた骨材のASR反応性およびASR残存膨張量の評価方法の開発
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(B) 基盤研究(B)
本研究課題では,骨材のASR反応性を迅速かつ簡易に測定できる手法としてラマン分光法に着目し,骨材の反応性や残存膨張量を評価する手法の確立を目的としている.
これまでの検討により,ASR反応生成物が吸水膨張しないことや反応性骨材の吸水膨張量が大きいことも確認されていることから,ASRとは骨材から溶出したシリカが空隙を充填し,骨材の吸水膨張を緩和できなくなることで生じる可能性があると考えられる.
また,溶出しやすい骨材のラマンスペクトルは非架橋Si-Oに起因すると考えられる低波数側の蛍光が強く,吸水膨張しやすい骨材はガラスの蛍光が強いことも分かってきた.
これまでの検討により,ASR反応生成物が吸水膨張しないことや反応性骨材の吸水膨張量が大きいことも確認されていることから,ASRとは骨材から溶出したシリカが空隙を充填し,骨材の吸水膨張を緩和できなくなることで生じる可能性があると考えられる.
また,溶出しやすい骨材のラマンスペクトルは非架橋Si-Oに起因すると考えられる低波数側の蛍光が強く,吸水膨張しやすい骨材はガラスの蛍光が強いことも分かってきた.
- ID情報
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- 課題番号 : 19H02214
- 体系的課題番号 : JP19H02214