2006年 - 2010年
DNAアダクトーム解析による未知DNA損傷の構造決定とその生物影響評価
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(S)
遺伝子の本体であるDNAは様々な環境要因によって攻撃を受けて傷ついてしまう。我々は、化学物質がDNAに結合して生じるDNA付加体を網羅的に検出するDNAアダクトーム法を開発し、ヒトの臓器中の主要なDNA付加体が、脂質の過酸化により生成することを突き止めた。その他、飲酒、アクリルアミド、ナノ粒子、大気汚染物質などが引き起こすDNA付加体の定量法を開発し、その影響の一端を明らかにした。
- ID情報
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- 課題番号 : 18101003
- 体系的課題番号 : JP18101003