共同研究・競争的資金等の研究課題

2017年6月 - 2020年3月

廃棄ナノマテリアルの生体影響と安全性評価に関する研究

日本学術振興会  科学研究費助成事業  挑戦的研究(萌芽)

課題番号
17K18960
体系的課題番号
JP17K18960
配分額
(総額)
6,500,000円
(直接経費)
5,000,000円
(間接経費)
1,500,000円

多層カンボンナノチューブ(MWCNTs)とフラーレンに放射線・紫外線照射による劣化処理をおこない、物性と毒性の変化を観察した。放射線・紫外線照射によりMWCNTs、フラーレンともに大きな構造変化は生じなかった。しかし格子欠陥やチューブ間距離などの変化が示唆された。哺乳動物細胞に対する細胞毒性や遺伝毒性は変化した。毒性の増加・減少ともにみられた。この分子メカニズムは未解明であるので、今後の研究がまたれる。将来的にはナノ材料の遺伝毒性がもっとも低くなるような処理を特定することによって、各ナノマテリアルの適切な廃棄処理方法を提案できると考える。

リンク情報
KAKEN
https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-17K18960
ID情報
  • 課題番号 : 17K18960
  • 体系的課題番号 : JP17K18960