2012年9月
本学小児歯科における舌小帯異常の実態調査
小児歯科学雑誌
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- 巻
- 50
- 号
- 4
- 開始ページ
- 283
- 終了ページ
- 287
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 研究論文(学術雑誌)
- DOI
- 10.11411/jspd.50.4_283
- 出版者・発行元
- Japanese Society of Pediatric Dentistry
舌小帯異常による障害を改善する方法の一つとして舌小帯切除があり,切除を行う時期・基準に関して様々な報告がみられるが,一定の基準は確立されていない。今回著者らは,平成20 年度から平成22 年度までに舌小帯異常を主訴に来院した36 名に対し,実態調査を行い,以下の知見を得た。1 .初診時年齢は5 歳で最も多く,0 歳から10 歳の間で来院していた。男女比はほぼ同じであった。2 .来院動機は,医師・歯科医師からの指摘が多かった。3 .舌小帯異常を主訴に来院した患者のうち,紹介状を持参した者は66.7%であった。4 .舌小帯異常に関連する症状の訴えとして,構音障害が多かった。5 .切除時年齢は5 歳が最も多く,4 歳から切除を行っていた。3 歳以下は経過観察であった。6 .紹介状を持参した者は,持参しなかった者に比べて切除実施率が高かった。7 .切除方法は局所麻酔下でEr : YAG レーザーの使用が多かった。
- リンク情報
- ID情報
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- DOI : 10.11411/jspd.50.4_283
- ISSN : 0583-1199
- CiNii Articles ID : 10031121925
- CiNii Books ID : AN00116228