2000年1月
ラマン分光法によるレジン添加型グラスアイオノマーセメントの重合率測定に関する研究-セメント液のラマンスペクトル変化と重合挙動
歯科材料・器機
- 巻
- 19
- 号
- 1
- 開始ページ
- 39
- 終了ページ
- 48
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 出版者・発行元
- (一社)日本歯科理工学会
1)RMGIセメント重合率測定におけるC=C伸縮振動の相対強度算出に必要な基準バンドには,外部標準物質であるベンゼンや安息香酸の持つベンゼン環呼吸振動や内部標準としてのC=O伸縮振動は不適当であった. 2)CH2変角振動を基準バンドとして測定し,測定重合率を補正する方法が,ベンゼン環を持たないHEMA等のメタクリレートレジンの水溶液中での重合率測定に最も適当である. 3)ポリカルボン酸に化学結合したメタクリル基を含むRMGIセメント液が光照射直後に100%近い重合率を示したのに対して,HEMA添加だけのRMGIセメントでは4W後に100%の重合率を得た
- リンク情報
- ID情報
-
- ISSN : 0286-5858
- 医中誌Web ID : 2000169855
- CiNii Articles ID : 110002989200
- CiNii Books ID : AN00127279