2012年3月
子どもの英語教育は本当に必要か-早期英語教育を推進する言説の批判的分析
愛知江南短期大学紀要
- 巻
- 号
- 41
- 開始ページ
- 17
- 終了ページ
- 38
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 研究論文(大学,研究機関等紀要)
- 出版者・発行元
- 愛知江南短期大学
本稿は、早期英語教育、小学校英語教育を推進するときの論拠とされる4つの言説を検討し、それらの言説に含まれる日本人の英語についての思い込み、英語イデオロギーを脱構築することを試みた。分析対象となった言説は、1、「国際化社会に英語は必要である」、2、「小さい頃から英語に触れれば苦労なく自然に英語が習得できる」、3、「早く始めなければネィティブスピーカーのようになれない」、4、「英語教育を国際理解教育、異文化理解教育と位置づけ、異文化に対する積極的な態度や寛容性を育てる」である。これらを批判的に分析した結果、小さい子どもに英語教育をすべきだという主張を支持するに足る確かな論拠はないことがうかがえた。
- リンク情報
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- CiNii Articles
- http://ci.nii.ac.jp/naid/40019232807
- CiNii Books
- http://ci.nii.ac.jp/ncid/AA11350203
- URL
- http://id.ndl.go.jp/bib/023591154
- URL
- http://www.konan.ac.jp/images/library/bulletin/k-No41-2.pdf 本文へのリンクあり
- ID情報
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- ISSN : 1346-0927
- CiNii Articles ID : 40019232807
- CiNii Books ID : AA11350203