2005年4月 - 2007年3月
中高生が先端科学技術のオーセンティシティを深化するネット援用科学館学習プログラム
文部科学省 科学研究費助成事業 特定領域研究 特定領域研究
- 課題番号
- 17011061
- 体系的課題番号
- JP17011061
- 担当区分
- 研究代表者
- 配分額
-
- (総額)
- 7,000,000円
- (直接経費)
- 7,000,000円
- (間接経費)
- 0円
- 資金種別
- 競争的資金
(A)科学館学習プログラムの事例調査
ロンドン科学博物館ダナ・センターの市民参加型の討論会ほか、諸外国の科学館における生徒・大人向け教育諸活動ならびにアウトリーチ活動の実情を取材した。
(B)ネット上の「協調学習環境」の改良と学習プログラムの運営方法についての検討
これまで(平成15〜16年度)の学習活動向けWebサイトhttp://musedu.jp/の運用評価を通じて得た経験的知見を踏まえ、学習者にとって参画するコミュニティや活動の相手方の様子を捉えやすいと考えられ、また、他の既存のWebサイトからインタフェースのデザインが想起しやすい、「ソーシャル・ネットワーキンク・サイト(SNS)」型の情報提示のスタイルに変更した。
さらに、参加可能なレベルのディスカッション課題のあり方を見極めるため、運営方法上の差異を設けた上で、Webサイト上の参加者の発話からキーワードを採り時系列的な変化があるかなど、活動の質的な比較を行なった。検討の中で、科学・技術に関する情報提供が、科学・技術の「現在の動向・現状」と「未解決の点」とに分かれて整理されていることが、学習者の仮説形成(abduction)の活動により結びつく可能性があるのではないかとして、特に着目した。運営方法上の工夫として、「現在の動向・現状」と「未解決の点」の両者をあらかじめ整理しておいた上で、参画するボランティアらに、その分かっていない分野に関わっている研究者、あるいは研究動向に詳しい者がいることが、より円滑な学習活動の展開につながることを見出すことができた。
(C)成果発表
ここまでの実践から得た経験的知見について、Web援用協働学習に関する国際会議において報告を行った。
ロンドン科学博物館ダナ・センターの市民参加型の討論会ほか、諸外国の科学館における生徒・大人向け教育諸活動ならびにアウトリーチ活動の実情を取材した。
(B)ネット上の「協調学習環境」の改良と学習プログラムの運営方法についての検討
これまで(平成15〜16年度)の学習活動向けWebサイトhttp://musedu.jp/の運用評価を通じて得た経験的知見を踏まえ、学習者にとって参画するコミュニティや活動の相手方の様子を捉えやすいと考えられ、また、他の既存のWebサイトからインタフェースのデザインが想起しやすい、「ソーシャル・ネットワーキンク・サイト(SNS)」型の情報提示のスタイルに変更した。
さらに、参加可能なレベルのディスカッション課題のあり方を見極めるため、運営方法上の差異を設けた上で、Webサイト上の参加者の発話からキーワードを採り時系列的な変化があるかなど、活動の質的な比較を行なった。検討の中で、科学・技術に関する情報提供が、科学・技術の「現在の動向・現状」と「未解決の点」とに分かれて整理されていることが、学習者の仮説形成(abduction)の活動により結びつく可能性があるのではないかとして、特に着目した。運営方法上の工夫として、「現在の動向・現状」と「未解決の点」の両者をあらかじめ整理しておいた上で、参画するボランティアらに、その分かっていない分野に関わっている研究者、あるいは研究動向に詳しい者がいることが、より円滑な学習活動の展開につながることを見出すことができた。
(C)成果発表
ここまでの実践から得た経験的知見について、Web援用協働学習に関する国際会議において報告を行った。
- リンク情報
- ID情報
-
- 課題番号 : 17011061
- 体系的課題番号 : JP17011061