近年、ウェブ空間に蓄積されたビッグデータが注目されており、人々の行動情報から有益な情報を得るための分析法も注目されている。本研究では、レシピ共有サイトのユーザが投稿したレシピを他のユーザが再現する行動に着目し、多数のレシピ再現行動を受ける人気レシピの根底には、潜在トピックが存在すると考え、潜在トピックと潜在トピック間の関係を調べる構造分析法を提案する。手法として、潜在トピックの総数と各レシピの潜在トピックの分布を推定し、関係を調べるため、階層ディリクレ過程と潜在トピック間の関係度パラメータを導入したモデルを用い、クックパッドのケーキレシピのつくれぽを用いた実験により、提案法の有効性を検証する。