2000年 - 2001年
視覚の運動認知と空間認知の統合過程の検討-視運動刺激を用いたFunctionalMRIによる大脳活動の計測-
文部科学省 科学研究費補助金(基盤研究(C)) 基盤研究(C)
- 課題番号
- 12671658
- 体系的課題番号
- JP12671658
- 担当区分
- 研究代表者
- 配分額
-
- (総額)
- 1,500,000円
- (直接経費)
- 1,500,000円
- (間接経費)
- 0円
- 資金種別
- 競争的資金
動く物体を空間的に認知する過程では、動きの情報や位置の情報が統合されて処理される。これらの視覚の運動認知や空間認知に関してはヒトにおいてはまだ十分に解明されていない。我々は平衡障害患者を空間認知障害ととらえ、めまい患者での大脳における認知障害を将来的に検討する一歩として、平衡機能検査として一般的に行われている視運動刺激をおこなう時の大脳活動をfunctional MRIで検討することを目的とした。まず正常人で通常の視運動刺激を加えたときの大脳皮質活動をfunctional MRIで検討した。その結果、これにより正常人ではMT、MST野を含む上側頭回や下頭頂葉に活動の増加が見られ、右半球に活動の優位性が認められた。視運動刺激では、大脳皮質のうち空間的な運動認知に関わる領域以外に、注意や眼球運動に関わる領域などが賦活される可能性がある。視覚の空間運動認知に関わる領域を検討するため、視運動刺激、特に空間的な運動刺激であると考えているので、
- リンク情報
- ID情報
-
- 課題番号 : 12671658
- 体系的課題番号 : JP12671658