MISC

2013年

LAMP法を用いた三日熱マラリア患者の鑑別診断:フィリピンでの実例

Clinical Parasitology
  • 矢野和彦
  • ,
  • 石上盛敏
  • ,
  • 奥浩之
  • ,
  • VILLACORTE Elena A.
  • ,
  • RIVERA Pilarita T.
  • ,
  • 狩野繁之

24
1
開始ページ
59
終了ページ
62
記述言語
日本語
掲載種別
出版者・発行元
日本臨床寄生虫学会

LAMP法を用いた三日熱マラリア患者の鑑別診断について検討した。発熱があったマラリア疑い患者23例から採血を行い、ギムザ染色した末梢血塗抹標本の顕微鏡検査を行い、12検体でマラリア原虫を確認した。顕微鏡検査によるマラリア原虫種の内訳は、三日熱マラリア原虫が9検体と最も多く、次に熱帯熱マラリア原虫が2検体、四日熱マラリア原虫が1検体であった。三日熱マラリアの9検体について、LAMP法による鑑別診断を行い、8検体は三日熱マラリア原虫(Pv)DNAの増幅を認めた。ヒト感染性4種のマラリア原虫の鑑別に用いるプライマーセットを使ったNested PCR法を行い、9検体すべてPv DNAのみが増幅された。

リンク情報
J-GLOBAL
https://jglobal.jst.go.jp/detail?JGLOBAL_ID=201502284272833777
ID情報
  • ISSN : 1341-5190
  • 医中誌Web ID : 2014141737
  • J-Global ID : 201502284272833777

エクスポート
BibTeX RIS