2016年4月 - 2019年3月
マラリア原虫エノラーゼにおいてヒトプラスミノゲンを活性化する部分配列の合成的研究
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C) 基盤研究(C)
近年進展した肺炎球菌の感染機構の研究に関連して、マラリア原虫がヒトの赤血球内へ侵入する際に、原虫表面に発現した酵素“エノラーゼ”がヒト血中の線溶系タンパク質“プラスミノーゲン”へ結合・活性化して、“プラスミン活性(加水分解反応性)を発現”させることで、赤血球へ原虫の侵入が促進されると考えられるようになってきた。しかし具体的な分子メカニズムは不明であり、本研究では原虫エノラーゼのループ構造から設計・合成したペプチドを用いて、①「ヒトプラスミノーゲンへの結合性」と②「プラスミン活性の発現」について評価を行った。
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- 課題番号 : 16K05837
- 体系的課題番号 : JP16K05837