共同研究・競争的資金等の研究課題

2004年 - 2004年

抗腫瘍性アポトーシス誘導型RNAヘプタマーによる個体レベルでのがん治療法の開発

文部科学省  科学研究費補助金(特定領域研究)
  • 田村 正人
  • ,
  • 梨本 正之

課題番号
16023202
担当区分
研究代表者
配分額
(総額)
5,900,000円
(直接経費)
5,900,000円
(間接経費)
0円
資金種別
競争的資金

tRNA前駆体の3'トレーラー切断酵素(tRNaseZ)と,短いガイドRNA(sgRNA)を用いて,細胞内mRNAを塩基配列特異的に切断するRNA切断法を,研究代表者らは見出し報告してきた.本研究は,この新たな遺伝子発現制御法を個体レベルに応用し,抗腫瘍性RNAヘプタマー分子(sgRNAの一種)を開発して有効ながん治療法として実用化を目指するものである.まず,tRNase Zが,新しいタイプのsgRNAであるhook RNAの存在下で4-7 base RNA cutterとして機能しうるという発見がなされ,これと同等の構造をとりうる一部のmiRNAがhook RNAとして機能しうる可能性が考えられた.哺乳動物細胞において,実際にtRNase ZがmRNAを切断していることをより厳密に証明するために,テトラサイクリン存在下でtRNaseZを過剰発現する293細胞を樹立した.northern blotならびにwestern blotにより,tRNase Zの発現増加が確認された.この細胞において,標的RNAと塩基対合しうるsgRNAによって,ルシフェラーゼ活性の抑制効果が増大するか検討したところ,その効果は有意に増加した.この結果は細胞内においてtRNase ZによってmRNAの切断が引き起こされていることを証明するものである.また,Sarcoma180細胞においてアポトーシスを...

リンク情報
URL
http://kaken.nii.ac.jp/d/p/16023202.ja.html