共同研究・競争的資金等の研究課題

2000年 - 2002年

肝細胞増殖因子(HGF)の歯周疾患診断及び治療応用への基礎

文部科学省  科学研究費補助金(基盤研究(A))
  • 大工原 恭
  • ,
  • 梶原 武弘
  • ,
  • 町頭 三保
  • ,
  • 田村 正人
  • ,
  • 杉山 明子
  • ,
  • 柿元 協子
  • ,
  • 梶原 武弘

課題番号
12357011
担当区分
連携研究者
配分額
(総額)
30,270,000円
(直接経費)
27,600,000円
(間接経費)
2,670,000円
資金種別
競争的資金

ペリオペーパーを用いて歯肉溝滲出液を採取し、このペリオペーパーからHGFを抽出して、研究代表者らが、平成11年度に新たに開発した高感度HGF ELISA(測定感度:2pg/ml)により測定した。その結果、健常部位歯肉からの歯肉溝滲出液中HGF濃度平均値は、1.70±0.73 (SD) ng/ml (n=9)、また、歯周炎部位歯肉からのそれは3.23±1.01 (SD) pg/ml (n=13)で、歯周炎では有意(P<0.001)に上昇していることが明らかとなった。これら歯肉溝滲出液中HGF濃度は、健常者血清中HGF濃度の約10倍である。従って、歯肉組織で実際にHGFが産生されていることが明らかとなった。さらに、歯周炎部位の歯肉溝滲出液中HGF濃度は、歯周炎の程度(ポケットの深さ、骨吸収レベル、歯周炎指数)と強い正の相関が認められ、歯周炎組織ではHGFの産生が促進されていることが示唆された。また、歯周炎歯肉を用いて免疫組織化学により産生細胞を検索したところ、歯肉組織の繊維芽細胞および炎症性の浸潤細胞がpositiveに染色され、さらに歯肉組織をRT-PCRで解析したところ、HGF mRNAが検出された。これにより、歯肉組織でHGFが合成・分泌されていることが確認された。次に、歯肉組織にHGFAが存在するか否かを免疫組織化学的に検討したところ、歯肉上皮がpositiveに染色され...

リンク情報
URL
http://kaken.nii.ac.jp/d/p/12357011.ja.html