共同研究・競争的資金等の研究課題

2020年4月 - 2021年3月

「核-マントルの相互作用と共進化」の推進と支援

日本学術振興会  科学研究費助成事業 新学術領域研究(研究領域提案型)  新学術領域研究(研究領域提案型)

課題番号
20H05611
体系的課題番号
JP20H05611
配分額
(総額)
3,900,000円
(直接経費)
3,000,000円
(間接経費)
900,000円

計画研究ごとの総括、複数計画研究の共同研究から得られた成果とりまとめ、全体の考察を通して、領域の研究成果を取りまとめた。具体的には、マントル深部及び核の熱特性、始原物質の貯蔵機構、熱源元素総量などを軸として個々の成果について集約し、領域全体としての活動を総括し成果取りまとめを実行した。前年度までと同様に地球惑星科学連合(JpGU)年次大会において国際セッションを主催し、本領域で得られた核-マントルの相互作用と共進化に関する研究成果を世界の研究者と共有するとともに、本領域の活動により得られた新たな知見を集約した書籍や論文特集号の編集及び執筆を行った。それらを通し、最終的には「核-マントルの相互作用と共進化」について領域として新たなモデルを提案し、新たな学理として統合的地球深部科学の確立を試みた。成果取りまとめを計画的に進めるために、5月、8月、10月に集中的に総括班メンバーによるメール会議を行った。その他、社会・国民に向けた研究成果情報の発信も精力的に実施した。具体的には、一般に向けて研究教育成果を分かりやすくまとめた成果報告書を編集するとともに、ホームページ及びSNSを活用して成果の周知及び情報発信を行った。これらに加え、成果取りまとめの一環として、本領域の活動により得られた新たな知見を集約した英文書籍の編集及び執筆を行った(英文書籍については米国地球物理学連合からの出版を現在進めている)。これらを通じ、本研究プロジェクトの成果を一般のレベルから専門家のレベルまで国内外を問わず幅広い対象に向けて発信した。これら領域の活動について事後評価を受け、「A」の評価を得た。一方、本年度に実施を予定していた研究成果発表会については、新型コロナウイルス感染症の蔓延により延期せざるを得ない状況となった。

リンク情報
KAKEN
https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-WRAPUP-20H05611
ID情報
  • 課題番号 : 20H05611
  • 体系的課題番号 : JP20H05611