2009年 - 2011年
高圧実験によるポストペロフスカイトとマントル最下部のレオロジー
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(B) 基盤研究(B)
ポストペロフカイトはマントル最下部層(いわゆる、D"層)の主要構成物質である。そこで、地球内部の対流を理解するために、ペロフスカイトからポストペロフスカイトへの相転移に伴う、レオロジー的性質の変化を高圧実験的手法により調べた。結晶粒径は、物質の粘性率や変形機構を制約する重要な要因で有り、実験結果から、相転移に伴い細粒化が起こることが明らかになった。このことは、ポストペロフスカイトに相転移することによって粘性率の低下が起きることを示している。
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- 課題番号 : 21340128
- 体系的課題番号 : JP21340128