2019年2月
テラヘルツ偏光分光法を用いた黒色ゴム材料の非破壊検査技術と応用展開
応用物理
- ,
- 巻
- 88
- 号
- 2
- 開始ページ
- 91
- 終了ページ
- 95
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 記事・総説・解説・論説等(学術雑誌)
- DOI
- 10.11470/oubutsu.88.2_91
- 出版者・発行元
- 公益社団法人 応用物理学会
<p>黒色ゴムの非破壊検査用光源として,テラヘルツ光を活用する技術を紹介する.黒色ゴムのテラヘルツ光応答は,材料内部に含まれるカーボンブラックフィラーの濃度や配向状態で決定される.そのため,テラヘルツ偏光スペクトル計測によって,材料内部のフィラー情報や材料全体の歪(ひず)みにアクセスできる.母材とフィラーの混合描像に基づくスペクトル解析モデルは,黒色ゴムに限らず高分子複合材料全般に応用できるため,社会実装が進む軽量・安価なゴム・プラスチック材料の簡易内部検査手法として非常に有力な手法である.</p>
- ID情報
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- DOI : 10.11470/oubutsu.88.2_91
- ISSN : 0369-8009