2017年4月 - 2019年3月
骨格筋肥大効果を最大限に引き出すサーカディアンリズム
日本学術振興会 科学研究費助成事業 若手研究(B) 若手研究(B)
本研究は、運動を実施するタイミングの違いが骨格筋の適応(筋の肥大)に与える影響について検討した。一過性伸張性運動直後のラットヒラメ筋における筋タンパク質合成に関わるp70S6Kリン酸化率は、活動期と比較して非活動期において高値を示した。さらに、8週間の伸張性運動トレーニングを実施した結果、ヒラメ筋に対する筋肥大効果(筋サイズ・筋重量の増加)は、非活動期において有意に高かった。これらの効果の違いには、グルココルチコイド受容体を介したp70S6Kのリン酸化制御機構が関与している可能性が考えられる。これは、骨格筋には運動刺激を受けて肥大が生じやすい時間帯が存在する可能性を示唆している。
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- 課題番号 : 17K13192
- 体系的課題番号 : JP17K13192