研究ブログ

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メール過多による情報の扱いと考える行為

メール通信が頻繁になり,一定時間内での情報流通が増大し,情報の確認・整理・検討そして返信などの業務が過多になってきている。毎日が情報操作の時間で追われている。学校教育の場でも,このような状況が日常的になると,子どもたちも落ち落ち寝てもいられない。情報の発信よりも有用な情報を掴むことに必死になっている。じっくりと考える時間の確保の工夫をしなければならない。ただ,それを醸成する持続性が問題となるが,他の多様な情報に触れることによって,その持続が保ちきれない。今日,AIが自動的に手を貸してくれる時代になって,考えるお手伝いをしてくれる。これをどのように受け止めるかが重要であろう。「research map」も私が漏らした私の論文の取り上げを自動的に取り上げ,進めてくれた。すごい時代になりました。

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教育の情報化

卒業式の祝辞に,修了・卒業生たちに「4年ほど前に,暗記中心とする社会科はよくない」と議論したことを思い出し,「いまやICTの時代で暗記がどれほど役に立つのか」と話した。そして「将来を見据えた教育の取り組みが必要」と話した。さて,将来を見据えた教育とは何か。4年後先には,何が待っているのか。教員の仕事の自動化が進んでいるだろうか。

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教育のオンライン化

2020年度は,大学での講義のように,リアルタイムオンラインで顔合わせの授業を主に行ってきた。個々の学生の様子が間近によくうかがえ,回答などを求める場面は効果的であった。一部,授業計画に従って,オンディマンドを取り入れる授業もあったが,学生たちの受け入れも容易であった。出席確認もアプリによって1,2分程度で素早く行えた。学生側は,指示確認も受け取りや,レポート提出が俊敏に行えたようである。ただ,学生間のディスカッションの場面設定は,困難であった。学生たちもちょっとしたおしゃべりができず,不向きな者もいたであろう。こちら側も画面を見続けるため,目や肩の疲れはたまり,運動不足に悩まされた。何か物足りなさが残る。星

教育方法の開発という点では,ICT機器の活用を充実させる方向が強調されてきている。どのようにコンテンツと,発問とプロセスを組ませて,学習を進めるか。コンテンツに何を仕組ませるか。概念,意味,価値,効果,連関性など。遠隔教育とする場合のメリット,そののバリエーションは創造的であろう。星星

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政治意識の問題意識

コロナ禍の中で各国・我が国の政治が動いているが,それを国民がどのように受け止め,行政に訴え,どのように迅速に対応,改善できるか。例えば,そのための政治的リテラシーとして何が必要か。メディアによる情報,それに対する自己・社会への判断力,態度や行動する力とは如何に。教育的な課題として18歳からの選挙の投票行動に目を向ける機会が多いが,このコロナ禍に対して,どのように考えられるか。

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