論文

2009年3月

米国における自動車燃費規制:政策アイディアとしての企業別平均燃費(CAFE)の分析

北九州市立大学国際論集
  • 小尾 美千代

7
開始ページ
83
終了ページ
102
記述言語
日本語
掲載種別
研究論文(大学,研究機関等紀要)
出版者・発行元
北九州市立大学国際教育交流センター

米国では1970年代後期から企業別平均燃費(CAFE)基準を通じて自動車の燃費規制が行われてきたが、当初の10年間は燃費がかなり改善されたものの、その後は約20年もの間、基準はほとんど強化されず、実際の燃費も向上どころか逆に低下していった。そして、2005年の新エネルギー法を契機として、再びCAFE 基準の強化が重要な議題となり、2007年12月に成立した「エネルギー自給・安全保障法」によって、CAFE 基準は強化されることとなった。本稿では燃費規制の持つ多面的な機能に注目し、コンストラクティビズムの観点から政策アイディアとしてのCAFE をめぐる議論を分析することで、CAFE基準をめぐるこのような変化について解明することを目的とする。

リンク情報
CiNii Articles
http://ci.nii.ac.jp/naid/40016693488
CiNii Books
http://ci.nii.ac.jp/ncid/AA1195119X
URL
http://id.ndl.go.jp/bib/10314554
URL
http://id.nii.ac.jp/1077/00000049/
ID情報
  • ISSN : 1348-1851
  • CiNii Articles ID : 40016693488
  • CiNii Books ID : AA1195119X

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