論文

査読有り
2011年11月

漁業情報を用いた北海道北部沿岸域におけるマナマコの資源量推定

日本水産学会誌
  • 佐野稔
  • ,
  • 前田圭司
  • ,
  • 高柳志朗
  • ,
  • 和田雅昭
  • ,
  • 畑中勝守
  • ,
  • 本前伸一
  • ,
  • 菊池肇
  • ,
  • 宮下和士

77
6
開始ページ
999
終了ページ
1007
記述言語
日本語
掲載種別
研究論文(学術雑誌)
DOI
10.2331/suisan.77.999

ICTを活用し、漁船位置情報と漁獲情報を準リアルタイムに取得する技術を開発し、このデータを用いて漁場における初期資源量を推定する計算手法を提案した。水産における資源量推定では、漁船位置情報や漁獲情報を詳細に得ることができない事例が多いが、本提案技術はGPSの位置情報と時間情報から正確な漁船位置が特定でき、漁獲も操業ごとに細かく入力されているため、面積密度法により信頼性の高い推定を行う事が可能になった。本手法の適用生を検討するため、北海道留萌市におけるマナマコ漁に本手法を応用し、初期資源量推定を行った。その結果、漁場における密度分布や漁獲分布とあわせ、沿岸漁業の漁場管理における情報提供を可能とする新技術として実用可能な事を示した。

リンク情報
DOI
https://doi.org/10.2331/suisan.77.999
ID情報
  • DOI : 10.2331/suisan.77.999

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