講演・口頭発表等

2010年5月19日

【学会発表】歴代誌でアハズ王はなぜ個人的に罰せられないのか? 歴代誌の応報神学への一視座

日本旧約学会

記述言語
会議種別
口頭発表(一般)
開催地
日本聖書神学校(東京)

応報主義的歴史観を特色とする歴代誌で、極悪の王されるアハズ王が、他の否定的に描かれている王とは異なり、個人的に罰せられない理由を、歴代誌の応報神学の特色から解明したもの。歴代誌記者が王の職務に関わる罪と、個人的な罪を厳密に分けて考えており、アハズの場合はその罪がもっぱら王の公的な職務にかかわるものなので、個人的な罰が描かれないことを指摘した。