2006年3月
日本企業における国際的R&D活動の新潮流
江戸川大学紀要『情報と社会』
- 巻
- 号
- 16
- 開始ページ
- 133
- 終了ページ
- 146
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 出版者・発行元
- 江戸川大学
本稿では、日本企業の海外R&D活動のうち、アジア地域における展開に注目し、現地拠点の設置状況を時系列的に調査・検討した。その結果、2000年代に入りアジア地域へのR&D拠点設置件数が急増しており、一国ベースで見た場合、中国への設置件数は米国への設置件数を上回る。しかし、アジア地域R&D拠点の多くは、現地生産支援の性格が強く、欧米拠点のように基礎研究や先端技術探索を行う拠点は少なが、一部企業では、アジア地域のR&D拠点に国内のR&D機能を移管する動きも見られるようになっている。
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