2010年 - 2012年
近代日本における「神」の比較宗教史的研究-戦前から戦後までの制度と思想-
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C)
近代日本においてキリスト教布教が再開されるなかで、かくれキリシタンの伝統を継ぐ長崎ではキリシタン、また布教の再開されたキリスト教諸教派の新たな展開が見られる。そうした地域におけるフィールドワークによって独特な文化変容への理解が得られた。また近代日本においてキリスト教知識人は日本の社会、国家、ナショナリズムとの対決を迫られる時代を迎えるが、その思想的な営みの比較思想的考察からは、特に現世における教会のあり方をめぐる教会論が注目すべき主題であることが明らかとなった。
- ID情報
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- 課題番号 : 22520067
- 体系的番号 : JP22520067