共同研究・競争的資金等の研究課題

2014年4月 - 2015年3月

筑波古代地域社会の形成過程に関する考古学的研究

筑波大学人文社会系  平成26年度筑波大学人文社会系プロジェクト  

担当区分
研究代表者
配分額
(総額)
300,000円
(直接経費)
0円
(間接経費)
0円
資金種別
競争的資金

本研究は、筑波山西麓地域に所在する重要遺跡の考古学的調査を実施し、『常陸国風土記』に記された古代地域社会の実態を実証的に解明するための基礎資料を獲得することを目的としたものである。具体的には、江戸時代末期に豊富な甲冑類が出土したことで知られる土浦市坂田塙台2号墳(武具八幡古墳)の埋葬施設及び墳丘形態を確認するための発掘調査を実施した。また、それに関連して土浦市武者塚古墳、同坂田塙台古墳群の測量調査及び地下レーダー探査を実施した。これらの調査により、武具八幡古墳の実態が明らかになるとともに、従来円墳と考えられてきた武者塚古墳については、方墳である可能性が浮上した。なお、これらの調査は土浦市立考古資料館と連携しながら実施し、その成果の一部は、「重要文化財指定記念シンポジウム・武者塚古墳とその時代」(2014年11月9日、主催:土浦市教育委員会)において口頭発表を行った。