2019年3月
看護における臨床判断力の教育方法に関する国内外の文献レビュー
武蔵野大学看護学研究所紀要
- 巻
- 号
- 13
- 開始ページ
- 41
- 終了ページ
- 48
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 出版者・発行元
- 武蔵野大学看護学研究所
目的:看護における臨床判断力の教育方法に関する国内外の文献をレビューし、臨床判断力の教育方法と臨床判断力の定義を含めた評価指標、およびその効果について検討する。方法:CHINAL、PubMed、医学中央雑誌Web版に2018年1月までに公開された臨床判断力の教育に関する16文献を対象とした。結果:臨床判断力の教育は国内外ともに学部生に行われ、教育方法はシミュレーションが最も使用されていた。臨床判断力の評価指標においては、国外はLCJR(Lasater Clinical Judgment Rubric)が最も多く用いられていた。わが国の評価指標は、臨床判断力に対するオリジナルの評価項目やデブリーフィング時の発言内容、カンファレンスシートの内容を用いていた。臨床判断力の教育の効果は1件を除き肯定的な成果がみられた。考察:国外ではシミュレーションを用いた教育方法やLCJRといった評価指標が定着しているが、国内では臨床判断力の定義を含めた評価指標が課題であることが示唆された。(著者抄録)
- ID情報
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- ISSN : 2189-1133
- 医中誌Web ID : 2019228739