MISC

2007年9月

ラット嗅細胞におけるヒスタミン受容体の検討

耳鼻咽喉科免疫アレルギー
  • 三村英也
  • ,
  • 伊藤周史
  • ,
  • 齋藤正治
  • ,
  • 今田英己
  • ,
  • 大熊真人
  • ,
  • 河合房夫
  • ,
  • 内藤健晴
  • ,
  • 宮地栄一

25
2 CD-ROM
開始ページ
ROMBUNNO.60
終了ページ
163
記述言語
日本語
掲載種別
出版者・発行元
日本耳鼻咽喉科免疫アレルギー学会

Wistar系ラットを用い、嗅細胞におけるヒスタミン受容体の存在を検討した。嗅上皮を摘出して、H1型ヒスタミン受容体に対するウサギポリクロナール抗体あるいはH2型ヒスタミン受容体に対するウサギポリクロナール抗体にて反応させた後、Alexa Fluar488標識の抗ウサギIgG抗体と反応させ、蛍光顕微鏡にて観察した。抗H1型抗体染色および抗H2型抗体染色は各々3検体で行い、ネガティブコントロール像の3検体との比較を行った。結果、嗅細胞におけるH1型ヒスタミン受容体は、細胞体部分の他に樹状突起部にも存在することが強く示唆された。またH2型ヒスタミン受容体は、嗅細胞の樹状突起部分のみに局在している可能性が示唆された。嗅細胞には局在する部位は異なるがH1型およびH2型ヒスタミン受容体が存在し、体内からのヒスタミンを認識する可能性が想定された。

リンク情報
J-GLOBAL
https://jglobal.jst.go.jp/detail?JGLOBAL_ID=200902246319886665
ID情報
  • ISSN : 0913-0691
  • 医中誌Web ID : 2008170859
  • J-Global ID : 200902246319886665

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