MISC

2019年6月

大腿骨近位部骨折手術例における内服薬使用の状況

東北整形災害外科学会雑誌
  • 坂爪 佑輔
  • ,
  • 白旗 正幸
  • ,
  • 目良 恒
  • ,
  • 勝見 敬一
  • ,
  • 植木 将人
  • ,
  • 依田 拓也
  • ,
  • 牧野 達夫
  • ,
  • 生越 章

62
1
開始ページ
37
終了ページ
41
記述言語
日本語
掲載種別
出版者・発行元
東北整形災害外科学会

当院で2015年6月〜2016年5月に大腿骨近位部骨折手術を行った200例(骨折群)と、骨粗鬆症に対し外来治療中で大腿骨近位部骨折の既往がない患者のうち骨折群と年齢を対応させた200例(対照群)について内服薬使用状況を調査し、群間比較した。結果、1例あたりの平均内服薬数は骨折群5.5個、対照群5.0個であり、骨折群のほうが多い傾向にあった。症例ごとの内服薬数別に、0個、1〜2個、3〜4個、5〜6個、7〜8個、9個以上に区分すると、骨折群は7個以上の症例割合が高い傾向にあった。転倒を誘発しうるとされている薬剤別にみると、骨折群は「抗精神病薬」「利尿薬」「抗てんかん薬」「血管拡張薬」「睡眠薬」を内服している割合が有意に高かった。

ID情報
  • ISSN : 1348-8694
  • 医中誌Web ID : T618390010

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