MISC

2016年11月

人工関節の長期成績 20年以上経過した下肢腫瘍用人工関節置換術後の下肢機能および就業状況

日本整形外科学会雑誌
  • 畠野 宏史
  • ,
  • 有泉 高志
  • ,
  • 山岸 哲郎
  • ,
  • 佐々木 太郎
  • ,
  • 小林 宏人
  • ,
  • 川島 寛之
  • ,
  • 生越 章
  • ,
  • 堀田 哲夫

90
11
開始ページ
932
終了ページ
938
記述言語
日本語
掲載種別
出版者・発行元
(公社)日本整形外科学会

1988年〜2014年の間に施行された腫瘍用下肢人工関節151例中、20年以上にわたり経過観察が可能であった12例を対象に治療成績について検討した。その結果、12例中、7例(58.3%)で平均1.4回の再置換があった。様々な合併症により再置換の必要な場合があったが、歩行機能をはじめとする患肢機能は良好で、患者の満足度も高かった。就業調査では軽作業への配置転換や定年退職があったものの、失業中の症例はなく、社会復帰は順調であった。

ID情報
  • ISSN : 0021-5325
  • 医中誌Web ID : 2017128542

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