2009年 - 2011年
新規な濾胞樹状細胞株を用いる抗体の親和性成熟機構の解明とその応用
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(B) 基盤研究(B)
新規に樹立したマウスの濾胞樹状細胞の細胞株FL-Yを用いて、抗体の親和性成熟過程を胚中心におけるB細胞の選択機構に焦点を当てて解析した。FL-Y細胞は、ヘルパーT細胞由来のサイトカインIL-21存在下で、B細胞死を誘導した。この細胞死には、FL-Yの産生するPGE2が関与することを明らかにした。IL-21とPGE2によるB細胞死は胚中心におけるB細胞の新規な負の選択機構を示唆するものである。
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- 課題番号 : 21360405
- 体系的課題番号 : JP21360405