2019年6月 - 2024年3月
人工的環境の構築と時空間認知の発達
日本学術振興会 科学研究費助成事業 新学術領域研究(研究領域提案型) 新学術領域研究(研究領域提案型)
メキシコでは次年度以降のドローンLiDAR測量に備え、杉山がテオティワカン遺跡周辺を踏査し、現有の図に追補拡充すべき地形や遺構を検討した。モンテアルバン遺跡とチョルーラ遺跡で現地協力者と共にLiDAR測量計画を検討し、前者では発掘を行った。また国際会議を開催し本新学術領域の根本的な理論構築と研究戦略を討議し、国際フォーラムで現地社会に成果発信した。
ペルーでも航空LiDAR測量の準備として、鶴見と山本が現地協力者と共に航空写真測量を進め、テルレン=ラ・ボンバ遺跡等の研究に貢献するとともに、法制に従ったドローン運用法や技術的課題を実地で検討した。山本はインガタンボ遺跡の発掘準備を進め、またエクアドル南部セロ・ナリオ遺跡等で発掘と航空測量を行った。
日本では、笹生が縄文・弥生・古墳時代の遺体・人骨の基礎データ抽出と、データベース入力フォーマットの設計を進めた。北條は古墳や神社等の方位、近世城郭の天守閣の正面観と、周辺景観・天文景観との関係を問う目的で事例集成と図上分析を行い、伊勢・熊野の寺社仏閣ではGPS観測を伴う踏査を実施した。光本はドローンによるLiDAR測量に必要な研究環境を整備し、技術的課題を検証し、造山古墳群の測量に着手した。
オセアニアでは後藤・片岡がグアムの洞窟遺跡を視察し、また野嶋らと共にミクロネシア連邦ポーンペイ島で巨石遺跡群を踏査して、他団体による測量プロジェクトとの情報交換を図りつつ、測量と発掘の対象地を検討した。野嶋はバヌアツのウレパラパラ島の祭祀遺跡群の現状把握調査を行い、次年度以降の測量調査を立案した。
関口と後藤は天体を含めてヒトの認知する景観を分析すべく、天文シミュレータの開発を準備しており、自然地形や遺構の既存の3次元データの精度や、既存のソフトウェアの検討を行った。また暦に関する国際研究会を開催した(新型コロナウイルスの影響で20年度に延期)。
ペルーでも航空LiDAR測量の準備として、鶴見と山本が現地協力者と共に航空写真測量を進め、テルレン=ラ・ボンバ遺跡等の研究に貢献するとともに、法制に従ったドローン運用法や技術的課題を実地で検討した。山本はインガタンボ遺跡の発掘準備を進め、またエクアドル南部セロ・ナリオ遺跡等で発掘と航空測量を行った。
日本では、笹生が縄文・弥生・古墳時代の遺体・人骨の基礎データ抽出と、データベース入力フォーマットの設計を進めた。北條は古墳や神社等の方位、近世城郭の天守閣の正面観と、周辺景観・天文景観との関係を問う目的で事例集成と図上分析を行い、伊勢・熊野の寺社仏閣ではGPS観測を伴う踏査を実施した。光本はドローンによるLiDAR測量に必要な研究環境を整備し、技術的課題を検証し、造山古墳群の測量に着手した。
オセアニアでは後藤・片岡がグアムの洞窟遺跡を視察し、また野嶋らと共にミクロネシア連邦ポーンペイ島で巨石遺跡群を踏査して、他団体による測量プロジェクトとの情報交換を図りつつ、測量と発掘の対象地を検討した。野嶋はバヌアツのウレパラパラ島の祭祀遺跡群の現状把握調査を行い、次年度以降の測量調査を立案した。
関口と後藤は天体を含めてヒトの認知する景観を分析すべく、天文シミュレータの開発を準備しており、自然地形や遺構の既存の3次元データの精度や、既存のソフトウェアの検討を行った。また暦に関する国際研究会を開催した(新型コロナウイルスの影響で20年度に延期)。
- ID情報
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- 課題番号 : 19H05732
- 体系的課題番号 : JP19H05732
この研究課題の成果一覧
絞り込み
論文
4-
日本情報考古学会講演論文集(第46回大会) 26 22-27 2023年3月31日 筆頭著者
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Antiquity 97(391) e6 2023年2月 査読有り筆頭著者
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文明動態学 1 67-81 2022年3月 査読有り筆頭著者
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In N. Matsumoto, S. Sugiyama, and C. Garcia-Des Lauriers (eds.), Proceedings of an International Conference in Mexico, February 27-28, 2020: Landscape, Monuments, Arts, and Rituals Out of Eurasia in Bio-Cultural Perspectives, Research Institute for the Dynamics of Civilizations, Okayama University 45-51 2021年3月
MISC
4-
教育時報 75(4) 14-15 2023年3月25日 招待有り
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岡山県埋蔵文化財発掘調査報告 266 155-159 2023年3月15日 招待有り筆頭著者
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出ユーラシアの統合的人類史学―文明創出メカニズムの解明―2021年度研究活動報告書 22-22 2022年7月
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「出ユーラシアの統合的人類史学 ─文明創出メカニズムの解明─」2020年度報告書 11-13 2021年6月
講演・口頭発表等
15-
The 26th CEReS Environmental Remote Sensing Symposium 2024年2月15日
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令和5年度第3回美作学講座(第40回津山市文化財調査報告会) 2024年2月10日 招待有り
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シンポジウム 文理融合分析による造山古墳の総合的研究 2023年6月4日 招待有り
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UC Berkeley Archaeological Research Facility Brownbag 2023年2月15日
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出ユーラシアの統合的人類史学 ー文明創出メカニズムの解明ー 第8回全体会議 2023年1月8日 文部科学省 科学研究費助成事業新学術領域研究(研究領域提案型)「 出ユーラシアの統合的人類史学 ー文明創出メカニズムの解明ー」
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2022 BeArchaeo Second Summer School, Okayama University 2022年9月27日
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第40回レーザセンシングシンポジウム 2022年9月2日 レーザセンシング学会
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日本情報考古学会第46回大会 2022年3月26日 日本情報考古学会
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出ユーラシアの統合的人類史学 ー文明創出メカニズムの解明ー 第6回全体会議 2022年1月8日
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日本文化財科学会第38回大会 2021年9月18日 招待有り
Works(作品等)
1-
2020年3月 - 現在 その他
学術貢献活動
1-
その他新学術領域研究「出ユーラシアの統合的人類史学 —文明創出メカニズムの解明 —」 (岡山大学) 2024年3月3日 - 2024年3月3日
メディア報道
3-
山陽新聞社 山陽新聞 24 全県 2023年11月26日 新聞・雑誌
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山陽新聞社 山陽新聞 13 文化 2023年6月13日 新聞・雑誌
-
山陽新聞社 山陽新聞 28 社会面 2020年4月5日 新聞・雑誌
社会貢献活動
3