1996年12月
胎児・新生児の感染・免疫 新生児期のショックにおける血清中サイトカイン濃度の動態
日本新生児学会雑誌
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- 開催年月日
- 1996年12月 - 1996年12月
- 記述言語
- 日本語
- 会議種別
- シンポジウム・ワークショップ パネル(指名)
- 主催者
- (一社)日本周産期・新生児医学会
1)敗血症性ショックにおいて,TNF-αがショック特異的なメディエーターとして働いている可能性が高い. 2)心原性ショックにおいては血清中サイトカイン濃度の上昇はなく,炎症反応の関与は薄いと思われた.又,仮死に伴うショックにおいてはIL-6の上昇のみがみられ,これはストレスに対する炎症反応と思われ,ショックの病態形成の主役はTNF-αを介するものではないと考えられた. 3)敗血症性ショックにおいて,交換輸血後IL-6, CRPの上昇は続くが,TNF-αは症状の軽快と共に低下した