論文

査読有り 筆頭著者
2011年9月1日

図形に対する操作方法の違いが作業に与える影響について : パズルの操作を例として

図学研究
  • 宮腰 直幸

45
3
開始ページ
11
終了ページ
16
記述言語
日本語
掲載種別
研究論文(学術雑誌)
DOI
10.5989/jsgs.45.3_11
出版者・発行元
日本図学会

CAD は鉛筆やコンパスと同様の機能に加え,特有の使い方を持つ製図道具と考えられる.一般的な製図作業の授業では,手描き製図の手順や考え方をイメージして,CAD を使用することが多い.しかし,手で描く場合とCAD で描く場合では体の動きが異なる.これが異なるフィードバックをもたらし,学べることも異なることが予想される.本研究は作業時の体の動きに着目し,手描きのような直接的な操作とCAD のような間接的な操作の違いから操作の特徴を抽出するためにパズルを使って実験を行った.結果,直接的な操作では図形の組み合わせを繰り返して適当な形状を見つけるが,間接的な操作では,ある程度完成する形の見通しを付けてから操作を行うように考える傾向が見られた.

リンク情報
DOI
https://doi.org/10.5989/jsgs.45.3_11
CiNii Articles
http://ci.nii.ac.jp/naid/10029737443
CiNii Books
http://ci.nii.ac.jp/ncid/AN00125240
ID情報
  • DOI : 10.5989/jsgs.45.3_11
  • ISSN : 0387-5512
  • CiNii Articles ID : 10029737443
  • CiNii Books ID : AN00125240

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