メディア報道

2022年7月6日

「SDGs未来都市東松島市の小学校でSDGs出前授業実施」産学官連携による体験型授業


種別
インターネットメディア
執筆者
本人
発行元・放送局
東北大学グリーン未来創造機構
番組・新聞雑誌名
プレスリリース
掲載箇所
東北大学グリーン未来創造機構 ニュース(イベント)

「SDGs未来都市東松島市の小学校でSDGs出前授業実施」
産学官連携による体験型授業(市内の六つの小学校から約250人参加予定)

【ポイント】
•被災地の小学校で「プラスチックごみ問題」を中心にSDGs出前授業を実施
•産学官連携(大学、研究機関、自治体、民間企業)による体験型授業を提供
・主催機関:東北大学、東松島市
・参画機関:(株)コバヤシ、(株)青南商事、(株)ヨシムラ、静岡大学、芝浦工業大学、みやぎアップグレードリサイクルコンソーシアム、宮城県産業技術総合センター(五十音順)
•持続可能な開発目標(SDGs)の達成、循環経済、地方創生、復興支援に資する持続的な社会連携活動
【概要】
東北大学大学院国際文化研究科 劉研究室(東北大学グリーン未来創造機構)は、東日本大震災直後から被災地の小学校で出前授業(復興教育)を実施してきました。そして、2019年からはSDGs未来都市の東松島市の小学校を対象に、SDGs出前授業を実施しています。この出前授業の特徴は、近年、地球規模環境問題として位置づけられている廃プラスチックをテーマに、多様な利害関係者が協力して、体験型授業を実施することです。
近年、漂着ごみやマイクロプラスチックのような海洋汚染問題、プラスチック廃棄物資源の海外輸出問題、レジ袋やストローなどの使い捨て用品の増加、コロナ禍の影響による容器包装廃棄物の急増など、世界各国で廃プラ問題に注目しています。特に、持続可能な開発目標(SDGs: Sustainable Development Goals)の達成や循環経済(Circular Economy)の実現が求められている中、被災地の子供達に、プラスチックごみ問題とリサイクルの重要性をわかりやすく説明し、多様なプラごみ、再生資源、材質の識別装置などに直接触れる機会を提供することは、通常の授業では得られない貴重な体験ができます。また、この産学官連携による出前授業は10年以上持続的に実施されており、持続可能なまちづくり、地方創生、循環経済の実現に大きく貢献できる取り組みです。このように本学は、持続可能で心豊かな社会の創造のため、持続可能環境の実現、安全・安心な社会の構築などを掲げ、社会連携による多様なセクターとのパートナーシップのもと、SDGsの達成に貢献しています。

リンク情報
URL
https://www.ggi.tohoku.ac.jp/2022/07/06/288/